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愛が40個*。 ページ41

佐野side.



ある時から、Aの声がしなくなった。

俺が萌葉を連れて来て、それから。





【「今日もAさん、楽しそうでした!」】









萌葉を梵天に連れてきた理由は親が居なくなったからとかそんな優しい理由じゃない。

正直こいつが死のうが生きようがどっちでもよかった。

でも、Aは俺達反社と関係を持っているから高校にも通えてないわけで。
だから年が近く、話し相手になる様な奴がいると思って萌葉を拾った。






この間、久々にAの声を聴いた。

萌葉が言った通り、楽しそうにしている…とは思わなかった。


Aが俺の部屋に来た理由。


萌葉がAに陰湿な嫌がらせをしているという事が分かった。






「萌葉。ここから出て行くか、死ぬか。選べ。」
「な、なんでですか、!?」




Aの話を聞いたとき、一番最初に込み上げてきた感情は憤怒だった。

心の底からフツフツと萌葉に対する怒りが湧いて、抑えきれないと思ってAを部屋の外に出した。




「話は全部聞いた。5秒待ってやる。早く選べ。」

「!!いつ、!?誰に聞いたんですか!?」





「終わりだ。三途、鶴蝶。やれ。」





俺は萌葉の横を通って出口に向かった。

三途は驚いたような顔をしているけど、鶴蝶は全て知っていたような顔で懐から銃を取り出した。




「ちょっと待ってください鶴蝶さん!!私を信じてくれるんじゃなかったの!?」

「なわけねぇだろ。」









鶴蝶がそう言うと、三途が思いっきり萌葉の顔を殴った。
萌葉は地面に倒れ込み、次に起き上った時は口を切ったのか少し血が垂れていた。

愛が41個*。→←愛が39個。



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ひがんばな - 最高ですね (2022年9月20日 18時) (レス) @page16 id: 2e55c6cac2 (このIDを非表示/違反報告)
しらそ - 好きです、はい。語彙力がなくなるくらいに← 文才の塊やないですかもちこちゃこ。様、シリアスもあればネタもあって読んでいて楽しい作品です! (2022年4月30日 14時) (レス) @page45 id: 12e9945153 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» ごめんなさいごめんなさい驚きのあまり変なコメ返の仕方をしてしまいました何が「e」やねんって思いましたよね安心してください私もです!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» e (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - なんかさ、神じゃね?飽き性やけど読んだ瞬間続き読もうと思ったもん感想?え?あぁまじですき (2021年12月15日 21時) (レス) @page16 id: e77bb3532f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちこちゃこ。 | 作成日時:2021年9月30日 18時

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