やめてよ。 ページ46
ぶーすと視点
あと少し遅かったら…
そう思ってしまう程、ギリギリだった。
ぶ「今すぐそこから離れて。」
『…。』
ぶ「離れて。」
『…うっさいなぁ。』
『何で、そこまでするの？』
ぶ「それは…」
僕が言葉を紡ぐより先に、Aが口を開いた。
『目の前で知り合いが死んだら、気分が悪いからでしょ？』
風で髪が煽られ、顔が露わになる。
Aの目には、光が無かった。
僕が何度も見たことがある、この世に見切りをつけた顔。
だけど今回は、今までより意思が固い気がした。
ぶ「それなら、Aが初めて死のうとした時に縁を切ってる。」
『じゃあ、何なの。』
ぶ「生きてて欲しいから、Aが死んだら悲しむ人は沢山いる。少なくとも、僕らはそう。」
『それなら何で、私とした約束を破ったの。』
ぶ「この人たちなら大丈夫だと思ったから。」
『申し訳ないけど、私はそうは思えない。』
ぶ「みんなAのことを大切の思ってるから、ここに居る。」
『…！』
少し顔が歪んだ。
だけどそこから離れようとはしない。
ぶ「お願いだから、もう、やめてよ…！」
僕は君のその姿を見るたび、苦しくなるんだ。
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メア様推しの人 - 普通に泣いた。いいお話 (5月7日 10時) (
レス) @page50 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて光栄ですっV(^_^)V (2022年1月28日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 完結おめでとうございます…！！とてもいい話で何回も見返してしまいました…本当に素敵な作品ありがとうございました！！！ (2022年1月26日 16時) (レス) @page50 id: 068cc2a151 (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - 深影/ミカゲさん» うちだって深影くんには超お世話になってるし、うちも深影くんのコメント読んでるときとか「ずっとこの時間が続いて欲しいな」ってすっごく思う。辛いことがあっても忘れられるし…1年ぶりにゆっくり休んでね。お疲れ様。 (2021年11月19日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - 深影/ミカゲさん» この小説ちょっと実話が混ざってるんだよね。リアル過ぎてあんまり良くないかなって思ったんだけど、いい意味でリアルなら良かった…！ (2021年11月19日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：獅穏@しおん | 作成日時：2021年6月25日 10時
