親 ページ38
しゅん視点
し「あれ、ぶーちゃんまだ来てないの？」
雛「うん、珍しいね。」
あの事件から一週間が経った。
だけど、天ヶ瀬さんはまだ眠ったままらしい。
さ「失礼しまーす…」
ぷ「やっほー」
今日はぷっちーとさんども来てくれた。
手には果物が入った籠を持っている。
雛「どうしたの？それ。」
さ「お見舞いって言ったらこれでしょ。」
ぷ「まだ起きないんだな…」
俺たちが来た時には、辺りに血の匂いが漂っていた。
きっと、沢山刺されたんだろう。
それならまだ起きないことも頷ける。
さ「なんか、おかしくねぇか？」
さんどが唐突にそんな事を言い出した。
雛「？どういう事？」
雛子さんの問い掛けに、さんどは言い辛そうに口を開いた。
さ「だって、入院するほどの大怪我をしてんだぞ？……親がお見舞いに来ないの、おかしいと思わないか？」
その言葉に、病室内の空気が重くなる。
たしかに、そうだ。
自分の子供が入院なんてしたら、放って置くはずがない。
それについて、誰も何も言わなかった。
静かな病室に、天ヶ瀬さんに取り付けられている医療機器の音が規則的に響いていた。
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メア様推しの人 - 普通に泣いた。いいお話 (5月7日 10時) (
レス) @page50 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて光栄ですっV(^_^)V (2022年1月28日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 完結おめでとうございます…！！とてもいい話で何回も見返してしまいました…本当に素敵な作品ありがとうございました！！！ (2022年1月26日 16時) (レス) @page50 id: 068cc2a151 (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - 深影/ミカゲさん» うちだって深影くんには超お世話になってるし、うちも深影くんのコメント読んでるときとか「ずっとこの時間が続いて欲しいな」ってすっごく思う。辛いことがあっても忘れられるし…1年ぶりにゆっくり休んでね。お疲れ様。 (2021年11月19日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
獅穏@しおん(プロフ) - 深影/ミカゲさん» この小説ちょっと実話が混ざってるんだよね。リアル過ぎてあんまり良くないかなって思ったんだけど、いい意味でリアルなら良かった…！ (2021年11月19日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：獅穏@しおん | 作成日時：2021年6月25日 10時
