死にたい私は今日も息をする【ふ"ーすと】

最悪。 ページ20

A視点





玲「ちょっと、話したいことがあるの。」



『…これから用事があるんで。』






モブ「少しくらい話してやれよ。」





モブ「あんたみたいな隠キャが玲愛さんに話し掛けて貰ってるんだから、少しくらい愛想よくしなさいよね。」








そうだった、









このクラスに私の味方はいないんだ。




私は渋々神崎さんについていった。



向かうのは、やっぱりあの空き教室。







玲「ねぇ、何であんたが今度の試合の代表に選ばれてんの。私は選ばれてないのにっ！！」






『………』







玲「何とか言えよ！」









パシッ！！








いつも何もしてないのに、暴力を振るわれる。







辛いけど、私には我慢することが最善策なんだ。








玲「もう二度と私より目立つことはすんなよ。」




そう言って神崎さんは空き教室から出て行った。








私もどっか行こ。







殴られた頰を触ると、鋭い痛みが走る。







いつもより、酷くやられたな。









ぶ「…A。」









空き教室から出ると、ぶーすとが息を切らしながら立っていた。








あぁ、最悪だ。

話してよ、→←残酷

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す