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夢主side
あれから半年が経った。戦争はまだ続いていて、一番最後に聞いたラジオではゾンビウイルスが流行する中我が国が圧しているらしい。まあそのラジオを聞いたのも１か月ほど前だが。
俺は政府軍とは別にできていた対ゾンビ軍に身を置いている。本当は無事な都市の方で普通に仕事に就いてその後また安定した毎日が戻ってくると思っていたが、度重なるゾンビの襲撃により一時は国の3分の2ほどがゾンビに占拠されたため、対ゾンビ軍に入って国土奪還作戦に参加した。おかげでα国を圧せるほどになった。占拠されていた土地はとても住めないから国民のほとんどが首都に集まっているが。
貴『南B-01ブロックにゾンビが一師団程度が空挺降下した。支給援軍を求む』
軍ではそれぞれ担当の地域が決まっていて、今ちょうど自分の担当地域にゾンビが降下してきたため本部に連絡をいれ、援軍を待ちつつ殲滅作戦を開始する。この半年でウイルスについて色々なことがわかった。まず感染には4段階ある。1が噛まれたことによる感染。この時点では自我がある。2で体を乗っ取られ始め意識がレベルが朦朧としたり皮膚が爛れてくる。3で脳が乗っ取られ自我が消失する。基本的にはこの3まで進んで奴等がα国から無人の飛行機に乗せられてやってくる。しかし、4までいくと人の形からはかけ離れて、能力に近いものを持つらしい。出会った人間は全員報告の通信を最期に帰ってこなかった。しかもそのゾンビは大した数がいないのか、あちらの任務が終わるごとにα国に回収されているらしい。早く亡き者にできれば少しは楽なんだがな。
そう誰にするわけでもない説明を頭の中でしながらゾンビを順調に討伐していると遠くから何かが飛んできて、それが一瞬視界に入った後で強い衝撃がきて近くの廃屋まで吹っ飛ばされる。それと同時に援軍が到着するも、俺を飛ばしたナニかの視界に入ると皆吹っ飛ばされて起き上がろうとするうちにゾンビに噛まれていった。
貴「お前がレベル4かよ」
吐き出すように言って立ち上がろうと前を見るとゾンビが目の前に何匹かいた。こんなに怖かったっけこいつら。腰から拳銃を取り出して撃とうとするも飛ばされた時の衝撃でイかれたのか暴発して、手が血塗れになる。それでも冷静にこっちへ手を伸ばしていたやつを格闘で地面と仲良くさせて後ろへ下がる。そしてスコープを覗かずにライフルで前から来ていたやつを撃つも、後ろからうめき声がした。間に合わない。
貴「死んだなこれ」
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白狐さん(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 夢主君がケジメを付けたこの後、友達としてたまに会ってたりするのかな…と妄想を膨らませております笑 最初から最後まで読み応えのある作品でした!! ありがとうございます^^ (2020年9月7日 2時) (
レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃(プロフ) - ゾンビ物は初めて読みました！更新楽しみに待たせて頂いてます！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: b69039585c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2020年7月1日 21時
