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ロボロside
時は、俺がAとアドルフに助けられたときまで戻る。森で血を流して気絶してた俺を狩りの途中だった二人が拾って、怪我が治るまでの１か月ほど家に居候させてくれた。俺が今よく使っている弓もその時にアドルフから教えてもらった。
貴「今日の夕飯は熊鍋でいいか？」
怪我によってでた熱で寝ているといつの間にか外から帰ってきていたAとアドルフが熊を抱えていた。布団から顔をだして頷く。
ロ「俺も……手伝う」
助けてもらってからもう一週間経っていた。傷は段々塞がってきていたから少しは手伝わないとと思って立ち上がるも、Aによって布団に押し戻される。
貴「怪我人なんだから休んでていい。俺とアドルフでできる」
アドルフの方を見ると俺に任せろみたいな顔をしていて、ここで断るのも失礼な気がして布団に戻る。しばらく料理の様子を見ていると、Aが左腕を庇っているような動きをしていた。気になって夕飯を食べた後にAの部屋に行き、問い詰める。
ロ「A左腕怪我してるやんな？……消毒して包帯巻くから腕だして」
そう言うと重症の怪我人に手当てしてもらう義理はないと睨まれてしまった。それでも、怪我をしてまで今日の食糧を取ってきてくれたという感謝の為に俺が包帯を巻く。
ロ「なんで怪我のこと隠してたん？」
貴「ロボロには関係ないだろ。もう後は自分でやるから寝てろ」
部屋を追い出される。この時(名前は)16で、俺が20ちょっとすぎくらい。正直大人げなかったと思う。
ロ「怪我を隠すんは、親の影響？」
突然扉が開いて、中に引きずり込まれる。
貴「アドルフが言ったのか？…無駄なことを」
Aの両親は軍の人間だった。しかも暗殺部隊。そのことは両親が亡くなってから知ったらしい。最期に会ったとき、両親は致命傷を負っていたがそれを隠して死んでいったらしい。それもあって同時の俺は軍の人間だと明かせずにいた。感づいてはいたと思うけど。
ロ「まだ一週間しか一緒におらんけど、Aは抱え込みすぎや。もっとアドルフや…俺のことも信用していいと思う」
貴「素性も明かさずに森で倒れてたお前に何がわかる!?何が信用しろだ」
胸倉をつかまれてそういわれる。その時は俺は信じて欲しい一心で怒鳴り返してしまった。ほんま馬鹿やなと思う。Aは巻きかけの包帯と上着を持って出て行ってしまった。次の日に凍えてるところを発見してお互い熱をだして仲直りをしたけど。
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白狐さん(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 夢主君がケジメを付けたこの後、友達としてたまに会ってたりするのかな…と妄想を膨らませております笑 最初から最後まで読み応えのある作品でした!! ありがとうございます^^ (2020年9月7日 2時) (
レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃(プロフ) - ゾンビ物は初めて読みました！更新楽しみに待たせて頂いてます！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: b69039585c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2020年7月1日 21時
