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夢主side
暗闇で目が覚めた。そこには己以外なにもなく。とても寒かった。そこにいても仕方が無いので歩いていると不意に左腕が痛くなって抑える。手には血がついていた。しばらくそれを見つめていると、後ろから死んだ仲間たちが出てきて俺をひっぱっていく。ついた場所には机とその上に拳銃が1つ。意図が分からなくて悩んでいると体が震えて動かなくなってきた。それを見た死んだ仲間たちは机にあった拳銃を持って次々とまた死んでいく。困惑していると体が勝手に動いて拳銃をこめかみにあてる。夢なのか現実なのかもわからないこの暗闇で自分が今から死ぬことだけはわかった。引き金がひかれる。
バンっという大きな音で周りが見えるようになる。知らない部屋。天井から気配がして上を向くとナイフを構えた緑パーカーの男がダクトから体を覗かせていた。
？｢お前…びっくりしたやんけ！起きてすぐに死のうとすんなや！とりあえずペ神呼ぶから｣
聞きたいことはあったが、声がでないのでペ神？という人を待つ。緑パーカーはインカムで何か話したあと床に降りた。
ゾ｢俺ゾムっていうねん。お前Aやろ？ロボロから聞いてん｣
ロボロから聞いたということはゾムさんは軍の人でここも軍の医務室だろう。そう考えていると扉が開いて、顔に神と書かれた布をつけた軍医らしき人が入ってくる。
ぺ｢起きたんだね。死のうとしたってゾムから聞いたけど……。あ、俺軍医してるしんぺい神。ペ神て呼んでくれていいから｣
この人がペ神か。とりあえず声が出ないことを伝えないとなと思っていると察してくれたのかストローをさした水をくれて飲むと声が出るようになった。
貴｢お陰様で痛いとこはありません。治療してくれてありがとうございました。死のうとしたっていうのはなんか無意識下で…｣
ペ｢そっか。…そういえば君を治療するのに見ちゃったんだけど、左腕の傷噛まれたよね？｣
これは殺される？でも不思議と殺気は感じない。俺があの空間で死のうとしたのをゾムさんがナイフで止めたふうに見えたし、なんならナイフの刺さった拳銃が落ちてる。
貴｢そうです。前にレベル4と出会った時にやられました。どうします？死んだ方がいいですか？｣
ぺ｢君がここに来てからもう3日が経つ。それでも感染レベルは進行していないから殺さないよ。それとレベル4っていうのは君が倒した感染者であってるかな？｣
軍と情報の認識違いがあるらしい。全て説明してると部屋の扉がまた開いた。
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白狐さん(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 夢主君がケジメを付けたこの後、友達としてたまに会ってたりするのかな…と妄想を膨らませております笑 最初から最後まで読み応えのある作品でした!! ありがとうございます^^ (2020年9月7日 2時) (
レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
蜜璃(プロフ) - ゾンビ物は初めて読みました！更新楽しみに待たせて頂いてます！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: b69039585c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2020年7月1日 21時
