奇病5 ページ5
車に乗るとめっちゃくちゃ座り心地が良くて、ふわふわだった。
なにこの車高級車なの！？
｢座り心地いいでしょー結構高かったもん」
｢あっはい」
顔に出していないつもりだったが、茶髪の人にはバレていたようだ。
運転席には黒髪の人が助手席には茶髪の人が座った。
｢名前はなんていうのー？」
｢佐々木Aです」
｢Aちゃんかーいい名前だねー。俺は及川徹だよ。よろしくねー」
及川徹か、年上っぽいから及川さんか。
｢俺は岩泉一だ。よろしくな」
｢あっはいよろしくです」
岩泉一か、じゃあ岩泉さんか。
｢あの、他に人いるんですか？」
｢いるよ、俺らみたいに支援、保護をしている人は6人、Aみたいに保護されたのは4人だよ」
結構人少ないんだなぁ。学校ぐらいいるのかと思った。
｢そういえばA以外全員男だ。部屋が足りないから、同じ部屋で寝てもらうが、大丈夫か？」
｢え、あっお、おう、」
｢やだ？」
及川さんが後ろを向き、私の目を見る。
.....断りにくいよ。
及川さんの目を手が隠して言った。
｢あの、寝る時だけ、廊下とかはダメですか？」
｢廊下？？女の子がそんな場所に寝るのはだめ。男の子が苦手なの？」
だめって私はいつも廊下だったけどな。及川さんの目を隠している手を下げる。
｢その、男の子がダメとかそういうのじゃなくて、慣れてなくて、たくさんいるのは多分緊張して、眠れなそうで」
｢あーそういう系か。うーんじゃあ俺と寝る？」
｢はぁ！？」
黙って私たちの話を聞いていた岩泉さんが驚いたように叫ぶ。
｢ダメに決まってんだろ。異性が2人っきりとか」
｢えーでも人数が多いのが無理なんだから、これで良くない？」
｢でも、ダメだろ」
｢いいじゃーん」
私を無視して、言い合いをする2人。
｢あ、あの及川さんの所で寝るほうが、まだ緊張しないので、えっといいですか？」
｢いいよー。ほら岩ちゃんこっちの方がいいって」
｢はぁーわかったよ」
このあと施設のこと、同じ奇病者の子についてを聞いた。でも、聞いても、着けばわかるよと言われたので、外の景色を見て時間をつぶした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 491人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水浅葱(プロフ) - 水色少女さん» コメント、アンケートありがとうございます！この4人は出すことが決定しました！ (2016年4月2日 14時) (
レス) id: f8c9a17350 (このIDを非表示/違反報告)
水色少女(プロフ) - 日向 二口 花巻 夜久さんでお願いします！続編楽しみにしてます！ (2016年4月2日 14時) (レス) id: 7bccc7bf91 (このIDを非表示/違反報告)
水浅葱(プロフ) - イラさん» ありがとうございます！イラスト楽しみにしてますね！！ (2016年4月2日 13時) (レス) id: f8c9a17350 (このIDを非表示/違反報告)
イラ(プロフ) - 続編決定おめでとうございます！！イラストはもう少しお待ちください(汗)続編制作頑張ってください！！ (2016年4月2日 13時) (レス) id: 05ac0fa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
水浅葱(プロフ) - みらいさん» わかりましたー。コメント、アンケートありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年4月2日 10時) (レス) id: f8c9a17350 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水浅葱
| 作者ホームページ：http://mazyokuroneko
作成日時：2016年3月23日 10時
