悪女ごっこ3 ページ4
学校を終え、私たちはバラバラで帰った。仲が良いと思われないため。家は学校から4駅離れた、少し遠目な所。
地元からは青城に行っている子はいないため電車を降りたあと一緒に歩いてマックへ行った。
「あーめっちゃ疲れたぁ」
「それなーなんでこんな事しなきゃいけないんだよ、あーアイツいっぺん死なないかなぁ」
「無理無理、G並の生命力だから」
あははっと大音量で笑う。学校ではできないからね。
「んまぁ、アイツのことは置いといて....バレー部に入ったらどーする?」
このことを話すためにマックに来たんだった、どーしようか。
「んー、バレー部に入って、私が絢乃に仕事を押しつける、暴言暴力?」
「部員に色目使うとか?」
悪女っていえばこーだよね。私はそーゆうふうに見せるだけでちゃんと仕事はやるけど。
「んーでもこれだけだと物足りない?」
「悪女悪女しすぎ?なんか可愛らしいの入れとけば?」
可愛らしいって、悪女に可愛らしさなんてある??
「んーよし、A恋愛要素入れたら?」
恋愛をしたことのない私に何を言うんだ、絢乃は。
「......まぁ、いいよ。それでどんな感じにするん?」
「Aに好きな人(仮)を作って、うちに協力させようとするとか関わるなって脅すとかどうよ」
「あーめっちゃ悪女っぽい、だれにする?」
まぁ、どんな人いるかなんて知らんけど。下調べなんてしてないからね。
「うち、去年のバレー雑誌持ってるから、そこから選ぼー」
「りょーかい」
青葉城西と書いてあるページを見ると選手紹介がされていた。
「主将いいじゃん、めっちゃイケメン」
「えー、私ミーハー女子になにかされんの嫌なんだけど」
女子の怖さは身にしみてる。あんなことはもうされたくないよね。
「我儘だなあ。じゃあ横の岩泉っていう人は?」
絢乃の指すところを見ると"ブロックを吹き飛ばす強力アタック青城のエース岩泉一"と書かれていた。
「この人にしよー、いい人そうだし」
「じゃあこの人ね。ってかうちら性格悪くない?この人がいいんじゃない?とかいやだーとか」
「お主悪よのぉ〜」
「お主こそ〜」
......岩泉一、この人が私の好きな人(仮)かぁ....。頑張って好き好き感出さないとな。頑張ろ。
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花 - めっちゃ気になるぅぅぅ。・°°・(>_<)・°°・。更新頑張ってください! (4月19日 17時) (レス) @page27 id: 8c0539bb50 (このIDを非表示/違反報告)
あいるぅ(プロフ) - 好きですね…更新してほしいデスゥ… (2021年3月1日 21時) (レス) id: 94e84f4d3d (このIDを非表示/違反報告)
川白 - 更新待ってます! (2020年7月30日 15時) (レス) id: 86245055db (このIDを非表示/違反報告)
しらたまうどん - めっちゃ好きです!!更新待ってます!頑張ってください! (2020年7月28日 19時) (レス) id: a55b708d93 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 『いとこ』めっちゃ気になります!更新頑張ってください (2020年7月8日 17時) (レス) id: c9f182d643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水浅葱 | 作者ホームページ:http://mazyokuroneko
作成日時:2017年8月29日 17時