【青葉城西】ヒロインごっこ悪女ごっこ【ハイキュー!!】

ヒロインごっこ23 ページ24

洗濯機を回して、ついでにスポドリを用意しとく。言っときながら下ジャー持ってきてないのでAに借りる。上ジャー長いし、名前のとこは見えないでしょ。ただ、問題が





「デカすぎる」




「......絢乃、おチビちゃんだからね」





「縮ませんぞ、物理で」





「どうやって？！」





15cm差程度でちびちび言ってんじゃねぇーよ。脳みそ赤ちゃんちび(？)に言われたくない。






「下ジャーどーすんの？私のだと不自然だけど」






「んーもういいよ、めんどくさい。まだうちら1年だよ？？まだまだ時間あるじゃん、今から飛ばしすぎてもAが強制退部させられておしまい。とくに目敏い及川さんが退部してからでも良くない？どーせ、夏休みにはいなくなるでしょ」






Aが岩泉さんのことが好きでヤキモキしてうちに嫌がらせするっていう設定は無くなるけど、岩泉さんをくっつけるとAはただの乙女になるし、のほほーんってしちゃうからね。





「べつにいいでしょ？A」







「あーたしかに、それでいいか＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿それは無理だと思うよ」






「「え、」」




平坦なほぼ感情の含まない声、





あるとするなら怒り。先輩を貶された後輩としての感情。





男しては長い黒髪が小さな風によって揺れる。サイドにある髪をかきあげ、マネ部屋のドアに手を置く。逃がさない、そう言っているようだ。




「はぁ、クソめんど」





「それが本性ですか、」






ちょっとした動揺に、そしてまたしても怒り。カワイイ子として及川さんを騙していたうちへの怒り。






「絢乃、言葉遣いヒロインはそんな言葉遣いしませーん！！そして悪女もこんな言葉遣いはしませーん！！.....ってもうバレたからいいのか、あーもうめんどいめんどくさい！」







Aは考えることを放棄して喚いてる。







「.....国見くん、だっけ？



ちょっとお話しよーか？｣




ピクリと国見の顔が引き攣った。

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