【ハイキュー!!】白い首筋には紅い跡【及川徹】

紅い跡8（甘め？） ページ8

※少し甘め







キスをしていけば、吐息混じりの声が聞こえてきて、なんだか欲が溢れてきそうになった。




自分の欲を少し出しつつ、すべて出すことなく、小さく開いた口に舌を入れる。小さな舌に吸い付いたり、歯をなぞったり。




起きてしまうほどのコトをしているのになぜかあの子は起きない。




紅潮する頬も甘い吐息も、ビクッと跳ねる肩もまるで起きているようなのに。




数10分、自分の欲のまま行動し、満足した後頬を軽く叩き、起こす。




起きたあの子はまだ寝ぼけていて、｢んんー徹くん、早いよ、もうちょっと｣、そんなこと言いながら、俺の方に擦り寄ってきた。




猫かよ....そんなこと思いながら、デコピンをした。




｢う、痛い....徹くん、ひどいよ｣





おでこを押さえて、涙目で言ってきた。そんなのAがあんまことするからじゃん、と言いたくなるが、グッと抑える。



｢ねえ、A。オトコのコの家に簡単に上がっちゃうなんて、だめだよ？危ないからね｣




注意するように言えば、あの子は首を傾げて、




｢よくわかんないけど、徹くんは私に危害を加えるような人じゃないから、大丈夫だよ｣





そんな事言った。





｢A、そんな事言っちゃダメだよ。やっぱりお仕置き必要だね？｣




俺がどんな表情で言ったか、どんな声色だったかはわからないけど、怯えるようにAの肩が上がった気がする。

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