【ハイキュー!!】恋敵は悪女【青葉城西】

恋敵22 ページ22

｢A、空ちゃんちょっといい？｣




休憩中に徹に話しかけられる。ちょいちょいと手招きされ、私たちはレギュラー陣の輪から少し離れたところに行く。




｢どうした？｣



｢仕事あるし、早く話して｣




｢Aと空ちゃん、仕事いつもり早くない？｣




......徹は目敏くて嬉しいよ。




空はそんなの当たり前じゃん、みたいな顔をしていて、そうとう鬱憤が溜まっていたようだ。





｢そりゃ、そうだよ。だって、佳李は仕事するけど、自分勝手で私たちの仕事を奪うから、うまく連携ができなかったんだよ｣




｢それに自分がした仕事だけして、したくないのはそのまんま。やっといてって僕が伝えても、あ！忘れてましたぁとか言うし。本当のことを言えばいない方が助かる｣




佳李に対しての鬱憤を晴らすように、徹に愚痴る。言いたい事はこれだけじゃないけど。




｢自分勝手な行動が目立ってたけど、そんなにも荷重になってたかーちょっと佳李ちゃんに注意してみるね｣





｢私たちじゃ、何も聞かないから助かる｣




｢..じゃ、僕達仕事戻るから｣




私たちは仕事に戻り、いつの間にか部活の終りの時間に近づいた。

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