検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:77,127 hit

奇病13 ページ13

こんなに奇病の症状が一気に出るなんてありえない。黒尾さん、薬の調合とか間違えちゃったのかな?




「俺、ちょっとクロに話してくる」




「うん」




研磨くんが黒尾さんの元へ行き、私を含めて、他の人は部屋に戻ることにした。




「あ、猫」



部屋の窓から三毛猫が見えた。道路脇にいて、車に轢かれそうなところにいる。




このままだと轢かれちゃう。




私は一旦1階に行き、廊下の窓から外に出る。監視カメラにバッチリ写ってるだろうけど、三毛猫を安全な場所にやるだけだから。怒られるだろうけど、納得してもらえるだろう。




三毛猫を腕に抱え、車通りの少ない所に下ろす。にゃーにゃーと鳴く三毛猫を撫でて、ほんわかしていると




「おい」



と誰かに話しかけられた。誰だろう、と振り向くとそこには影山くんが。



「久しぶり!」




「久しぶりだな、お前このへんなんだな」




「うん、あっそろそろ戻らないと!」




早く戻らないと怒られそうだし、影山くんにも迷惑かけそうだしね。




「そういえばこれ、母さんがあったら渡せって」




影山くんは手に持っていたものを私に渡し、走っていった。




渡されたものを見ると手作りのネックレス。お母さんの優しさに嬉しくなり、私は少しの間立ち止まった。




窓から戻った後、もちろん怒られました。

お知らせ→←奇病12



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (348 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
712人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 逆ハー , HQ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水浅葱 | 作者ホームページ:http://mazyokuroneko  
作成日時:2016年5月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。