只のJKだよ ページ8
なにこれ、凄い2人が疑いの目を向けてきてる。
まぁいいや。そんなことより私はお腹がペコペコなんだ！
『ハムサンド2つと、コーヒー2つお願いします』
安「かしこまりました」
安「お待たせしました。ご注文のハムサンドとコーヒーです」
『ありがとうございます』
安「それと、朝ごはん食べてないそうなので、これは僕からのサービスです」
『レモンパイ？いいんですか？』
安「えぇ、どうぞ。コナンくんも。確かコナンくんも好きでしたよね」
『ありがとうございます』
コ「うん！大好き！ありがとう安室さん」
なんか、演技じゃなく目がキラキラしてる。
相当好きなんだなレモンパイ。
安「どういたしまして」
『ん！ハムサンド美味しい！このコーヒーも凄い美味しいです！』
コ「美味しい！」
安「///喜んで頂けて何よりです」
安室さんどうしたんだろ、顔が赤いような。熱でもあるのかな、ちょっと心配。
梓「すみません、安室さん、こっちお願いします」
安「はい、只今。ではごゆっくり」
コ「ねぇねぇ、お姉さんってさ」
コナンくんが耳を貸せ、という風にジェスチャーしてきたから、
体を少し縮めて耳を貸した。
『なぁに、コナンくん』
コ「お姉さん、何者？」
声を低くして尋ねてきた。
なるほど、新一モードってわけね。
でも、怪しい人に新一モードしてるとすぐ正体バレちゃうと思うんだけどな。
『私は只のJKよ？』
コ「なら、只のJKがなんで強盗犯あっさり捕まえられるんだよ！」
『確かにそうだね。じゃあ言い直すよ。ちょっと強い只のJK』
コ「結局只のは外さないんだな」
『あとさ、その口調やめたほうがいいよ。
奴らに正体バレても知らないよ？コナンくん、いや工藤新一くん』
コ「なっ！お前奴らの仲間か！」
『違うよ。言ったでしょ？私は只のJKだ、って』
コ「只のJKが奴らのこと知ってるわけないじゃねぇか！」
本当に只のJKなんだけどな。
只強くてチートでトリップしただけなんだけどな。
あっ、結構只じゃないかも…
『私はあなたに必要以上の情報を与えるつもりは全くない。
だけど、その代わり、１つだけ言い切れることがある。
なにがあっても、君の正体を奴らに教えるようなことだけはしない。
それだけは約束するよ。もちろん哀ちゃんや沖矢さん安室さんの正体もね」
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作者名：ゆい | 作成日時：2018年1月10日 16時
