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あれから身長や手の大きさなどを測り、少し話をする。子供っぽい喋り方をしないでいい人と話すのは本当にいい。まあでもそれもあと少しの辛抱。それまでの間だけは精々子供を満喫するとするか。
弓矢は戦国時代でも同じようなものを使っていたらしい。そして、天倉様はそれを作れるという。
もちろん、今使っているようなものより質は少し落ちる。だけど、もし私が戦国時代に行くことになったら、自分で弓矢を作ったりある程度の修理をしたりできると非常に便利だ。それに、私が戦国時代に行けなくても、かごめが行くことになった時にそれを教えられればかごめも便利だろう。
そう思い、天倉様にその弓矢の作り方や材料の見極め方や探し方を教えてもらえないか頼んだら、快くOKしてくれただけでなく、今使っているような弓矢の作り方も教えてくれるそうだ。本当にありがたい。
「天倉様、あの声は？」
さっきから聞こえる、何か掛け声？なんかそういう感じの声はなんなんだろうか。あの種類の声は聞き覚えがあるような気がするが……
「あれは、剣道をやっているんだよ」
「ここって、剣道もやってるんですか？」
弓矢作るだけだと思ってた。
「ああ、一応ボランティア的に剣道の教室を開いている」
ボランティアでって、やっぱり優しい。
「そうなんですか、すごいですね」
「興味があるなら見てみるか？」
「はい！！」
思ってもない提案で、思わず大きな声で返事をしてしまった。天倉様は一瞬驚いた表情をしたが、すぐに優しく微笑んだ。
「うわあ、すごい。私くらいの子から小学6年生くらいの人達までいる」
「ここは一応子供だけだからな」
「いいなあ」
つい、口に出てしまう。
「じゃあやってみるか？」
「はい！」
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ピス - 面白かったです｡早く続きを見たいです｡ (5月6日 12時) (
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年2月9日 8時
