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XXIV ページ24

そして、私は1日色々やった結果、無事刀々斎の弟子にしてもらえた。そして、数ヶ月後、私は1人でも刀を打てるようになった。ついでに修理の仕方も。
当初の予定では、このまま殺生丸のところへ行く予定だったが、四魂の玉のことについて少し知りたいと思い、優杏様という伝説の巫女様を探すことにした。だけど、伝説だから本当に存在するかなんてわからない。でも、琴音様が優杏様の子孫だとすると、存在するはずだ。でも存在したとしても、この時代かどうかはわからない。だから取り敢えず、桜木神社を探す。桜木神社は有名らしく、村人達に聞くと案外すんなり見つかった。
桜木神社に行くと、若い巫女様に声をかけられた。

「優杏様!?」

「いえ、私は旅の巫女です。少し、知りたいことがありまして」

「そうですか。では中へお入りください」

私は神社の中へ案内される。

「それで、何を知りたいのでしょうか」

「四魂の玉と優杏様についてです」

私がそう言うと、巫女様は一瞬顔を歪めた。

「何故それを?」

私はそれに答える代わりに四魂の玉を見せた。

「それは優杏様が自分と一緒にあの世へ持って行ったはず!」

「やはりそうでしたか」

「何故あなたがそれを持っているのですか」

少し警戒したように、巫女様は聞いてきた。

「これは、私の体から出てきたんです。妖怪に腹を食いちぎられた時に」

「あなたは優杏様の生まれ変わり!」

「恐らくそうでしょう。もちろん、記憶なんてありませんが」

1つの体に魂が2つある事になりますが、そこは忘れてください。(汗←by作者

「それで、私に何を聞きたいのですか?優杏様の生まれ変わりだと言うことは知っていらっしゃるのでしょう?」

「四魂の玉はどうやって生まれたのですか」

優杏様のことはもう十分だ。だけど、四魂の玉についてはまだ少しも聞けていない。

「1000年ほど昔、薫子様という優杏様と同じく、非常に霊力の高い巫女様がおり、多数の妖怪が合体した妖怪との戦いで、魂を奪い合われそうになった時、最後の力で妖怪の魂を自分の魂に取り込み、玉として外へ弾き出して、できたと言われています」

まさか、翠子様の時と同じような物語が、もう1つの四魂の玉の下で起こっていただなんて。

「そうですか。ありがとうございます」

「知りたいことはわかりましたか?」

「ええ、お陰様で。ありがとうございました」

私は四魂の玉と優杏様のことを教えてもらった巫女様にお礼を言い、その場を去った。

XXV→←XXIII



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ピス - 面白かったです。早く続きを見たいです。 (5月6日 12時) (レス) id: 55e7b9ecf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆい | 作成日時:2019年2月9日 8時

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