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〈炭治郎side〉
なんでだ、全て終わったと思ったのに。
どうして上弦の参が今、ここに。
俺は手出しするべきでない。
かえって邪魔になる。
伊之助もそう思ってる。
炭「Aさんなら...!」
そう思って辺りを見渡すと、
Aさんの意識の中に入ってた女の人がAさんを揺らして名前を呼んでる。
炭「あ、あの...!」
「あ、君...!!出血がひどくて列車が横転する時には気を失ってたの....!どうしたら...!」
炭「...諦めずよびかけましょう。」
Aさんは強いって柱のみんなが言っていた。
実際、魘夢の夢から一番最初に目覚めたのも
Aさんだった。強い証だ。
貴「たn、じろ...今、どういう状況...。それになんで私、無事で...」
よかった...!Aさんがなんとか目が覚めた。
それでも肩の傷は癒えたはずはなく。
血はいまだに少しずつ流れている。
早く、終わらせないと、と思うが
自分たちでは何もできないんだ、お願いだAさん、煉獄さんの力になってください。
炭「戦況は最悪です、上弦の参が来たんです。今、煉獄さんが戦ってます。」
そう俺が言うと、
Aさんの雰囲気が変わっていくのがわかった。
炭「...A、さん?」
応答がない。
...また気を失ったのか?
いや、違う。何か変だ。
顔を覗き込んだんだ。
、これは。見間違いか?
炭「ちょっと待ってください...Aさん、なんで...顔面の半分が鬼みたいになってるんです...?Aさん!!!!」
顔右半分の目の瞳孔が開いており
牙が生えている。肩の傷も治ってきている。
どうしてだ?鬼にできるのは、鬼舞辻無惨だけ。
俺達が知らぬ間に来ていたのか?
そんなはずはない、来ていたのなら俺たちはさらに最悪の事態になっているはず。
そう考えていると、
轟音が聞こえ、土埃が辺りを包んだ。
炭「煉獄さん...!!!」
何が起きたんだ...!
煉獄さんは無事か?
炭「Aさん、煉獄さんが...!! あれ、Aさん?」
隣にいたはずのAさんがいない。
どこにいったんだ?!
炭「伊之助!Aさん見てないか?!」
伊「ああ?!見てないぞ!!」
この一瞬でどこに行ったんだ...!!
土埃がはれてきた。
周りが見渡せるようになってきた。
炭「どうして...。」
煉「....A?」
貴「みんな、大丈夫。全員私が守るから。」
Aさんのお腹は紅く染まっていた。
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みいこ(プロフ) - 綾織さん» うおおおおおその通りなんです...不器用なんです...これからもそんな夢主ちゃんの頑張る姿wl見守ってあげてください!!コメントありがとうございます(*^-^*) (2019年12月27日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
綾織 - この夢主ちゃん、周りの人を思うが故に空回りしちゃう、いわゆる不器用なんですよね…でもそんな所も可愛いというか… (2019年12月27日 21時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 歩美さん» ご指摘ありがとうございます!!僕と私がごっちゃになってましたね(滝汗)訂正させて頂きました! (2019年12月27日 13時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
歩美(プロフ) - お館様の一人称は私だっと思います! (2019年12月27日 12時) (レス) id: da227d5396 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 月の歌姫さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂いてめっちゃ嬉しいです(号泣) これからもそう思っていただけるよう、頑張りたいと思います!!本当に励みになりま、ありがとうございます!! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みいこ | 作成日時:2019年12月17日 16時