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その後時間もちょうどいい頃だったから
甘味処を出て、鬼が出現しそうな場所を見つけ、
近くへ潜んだ。
カナエ「もし鬼がきたら、一般の人への被害は最小限に抑えるために山へ誘導しましょう。」
貴「了解です」
いまかいまかと待ち伏せる。
その時。
「いや..やあ...やめて...」
僅かながら小さい悲鳴を私たちは見逃さなかった。
聞こえた瞬間、その方面へと駆ける。
村のほうではない、山のほうからだ。
...さすがカナエさんは柱なだけあって、
とてつもない速さで目標へ向かっていく。
言っていなかったが、
前の時、私はカナエさんの任務先に最初から同行していなかった。
私は絶対安静だったので蝶屋敷に留まっていた。
しかしやはり柱といえど一人は危険な可能性があるということで、しのぶさんが他の任務もあったため私が行くことになった。
だから今から起こる出来事は全てがはじめて。
童磨、おまえを絶対許さない。
絶対にカナエさんを殺させない。
ただひとすらにそう思って走り続ける。
カナエ「あそこよ...!!」
だんだん目の前に近づいてくるのは
鬼が二人と女性が一人という光景。
...童磨じゃない?
女性は必死に抵抗して、なんとかまだたべられていない。
カナエ「花の呼吸 陸の型 渦桃」
走っていたところから
宙で体をひねって技をくりだすなんて...。
さすが柱だと思った。
カナエ「一人倒せなかった!!気をつけて!!」
貴「はい...!」
人であっても、鬼であっても、
死の恐怖に対面したらとても強くなると思う。
一人の鬼は無事倒せたが、もう1人の鬼は倒せなかった。
カナエさんによって、人間だったら致命傷くらいの傷を負わせたが、傷はすでに治っていた。
しかし、死の恐怖を感じたのだろう。
「おまえら...コ.ロス...」
守るって言ったのに。
強いって言ってくれてるのに。
動け、足。動け、腕。
圧に押しつぶされそうだ。
ああ、嫌だ。こんな弱い自分は大嫌いだ。
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みいこ(プロフ) - 犬田さん» あわわわわ嬉しいです!私も犬田さんお無一郎くんの小説めっちゃ好きで読んでます!!お互い更新頑張りましょう!!(^_^) (2019年12月17日 11時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 救助シーン感動しました…!これから原作で亡くなってしまった人達が助けられるのを楽しみに待っています~!更新頑張ってください!大好きです! (2019年12月17日 1時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - over the rainさん» かかか神作だなんて嬉しいですありがとうございます!!もっともっと叫んでください!!() これからも更新がんばります〜〜!! (2019年12月15日 15時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 神作がハイペースで更新されるとか、私舞い上がって叫んでます!応援してます!大好きです! (2019年12月15日 13時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - メイクさん» メイクさんありがとうございます(^_-)-☆めちゃめちゃがんばりまっす!! (2019年12月14日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みいこ | 作成日時:2019年12月13日 1時