24 ページ24
.
ハッと目が覚めた。
また、何かを見ていた気がするが
一切思い出せない。
忘れては駄目なことのような気がしてたまらない。
...首が痛む。
手刀を入れられたのか。
自分自身の全身を見ると、
毒は浴びていないみたいだ。
貴「いたた...」
立ち上がると少しふらついたが、
木に寄りかかって体勢を維持した。
もし全てが終わっていたら
しのぶさんと冨岡さんが私を探しに来ているだろう。
私が進んだのも北側であることはわかっているため、すぐに見つけれるはず。
ということはまだ終わっていないと思う。
どうしてさっきの鬼が
私を生かしておいたのかはわからないが、
近くにもいないみたいだし、運が良かった。
だけど私が鬼を逃がしたせいで
誰かが代わりに戦っているかもしれない。
早く行かないと....。
貴「...なんかあっちの方からすごく血の匂いする。」
その血の匂いがする方へ走り始める。
どんどんその匂いはキツくなる。
...あの羽織は
冨「 水の呼吸 拾壱の型 凪 」
冨岡さん!!...と炭治郎と禰豆子?!
あ、動いた。倒れてはいるけど命はあったのか。
それにひどく安心した。
小さい男の子の鬼の首を斬った冨岡さん。
その場へ向かう。
貴「と、冨岡さん!!」
冨「...A」
私の声は冨岡さんの元へ届き、
冨岡さんは私を捉えた。
どこか安堵したような表情だ。
しかし私の顔はこわばった。
貴「...冨岡さん!!あぶな...!!」
冨「え...」
鬼を倒したこと。私がやってきたこと。
少しの気の緩みを狙っていたかのように
私が最初に会った鬼が冨岡さんに毒を撒こうする。
「アンタが起きたのが予想外の出来事だけど、柱を1人でも殺.ればどうだっていいのよ...!」
私が逃がしたからだ。
一度目ではこんな場面で冨岡さんが
危険な状態になるなんて絶対になかった。
私が。私のせいだ。
じゃあ私が落とし前をつけないと、
今、あの毒、鬼から冨岡さんを守らないと____
守るべき存在がいると
私はたやすく自分の体を操ることができるみたいだ。
貴「 夜の呼吸 参の型 月読命旋風 」
.
1114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みいこ(プロフ) - 犬田さん» あわわわわ嬉しいです!私も犬田さんお無一郎くんの小説めっちゃ好きで読んでます!!お互い更新頑張りましょう!!(^_^) (2019年12月17日 11時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 救助シーン感動しました…!これから原作で亡くなってしまった人達が助けられるのを楽しみに待っています~!更新頑張ってください!大好きです! (2019年12月17日 1時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - over the rainさん» かかか神作だなんて嬉しいですありがとうございます!!もっともっと叫んでください!!() これからも更新がんばります〜〜!! (2019年12月15日 15時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 神作がハイペースで更新されるとか、私舞い上がって叫んでます!応援してます!大好きです! (2019年12月15日 13時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - メイクさん» メイクさんありがとうございます(^_-)-☆めちゃめちゃがんばりまっす!! (2019年12月14日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みいこ | 作成日時:2019年12月13日 1時