１４ ページ14
.
少し私の昔話をしようか。
私が生まれ、暮らした家は
いたって普通の家庭だ。
両親も祖父母も��鬼��のことなんて
存在を否定していた。
だからもちろん、私だって鬼なんていないと思っていた。
鬼の存在を否定していた家だから、
鬼殺隊の存在も知らなかった。
じゃあなぜ今、私は鬼殺隊にいるのか。
それはいたって簡単な理由で。
私以外の家族全員、鬼に殺されたから。
そして、鬼殺隊に助けられたから。
入隊するのに充分な理由でしょ？
��日の呼吸��と��夜の呼吸��が同等の力を持つこと
これはお館様しか知らない事実である。
他の鬼殺隊のみんなは、
ただ夜の呼吸は強いということだけ知っている。
どうしてか日の呼吸については
あまり知らないほうがいいみたいだ。
お館様は私の入隊を聞きつけて
すぐに宵闇さんが言い残した話をしてくれた。
苗字が一緒なんだ、すぐ宵闇さんの子孫であると
わかったらしい。
��俺は継子をとるつもりはない。けれど夜の呼吸についての記録、型を書き記しておこう。もしまた俺の意志を継ぐものが現れたのなら。その時は____��
-
童「夜の呼吸の使い手はずっといないとあの方から
聞いていたんだがな...」
童磨は一度私と距離をとる。
もう、かれこれどのくらい攻防戦が続いているのか。
ｶﾅｴ「...ｽｰ、ﾊｰ」
カナエさんは呼吸もできている。
後ろにいてくれれば大丈夫なはず。
増援はいまだに来ない、か。
一度目の記憶によればしのぶさんも任務があったはず。
けれどこの場所は蝶屋敷からそれほど遠くない。
いちばん早くこの場所に来れるのは
どっちにしろしのぶさんだと思われる。
童「それにしてもちょっと聞きたいんだけどさ〜。」
貴「なに」
大きな木の上から話しかけてくる童磨。
童「なんで君、息上がってないの？もうだいぶ時間、たつよね。」
私はお館様から聞いた宵闇さんの残した言葉を
思い出した。
ひとつ。よくわからないことがあった。
��必ず。夜の加護、俺の加護を授けよう��
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みいこ(プロフ) - 犬田さん» あわわわわ嬉しいです！私も犬田さんお無一郎くんの小説めっちゃ好きで読んでます！！お互い更新頑張りましょう！！(^_^) (2019年12月17日 11時) (
レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 救助シーン感動しました…！これから原作で亡くなってしまった人達が助けられるのを楽しみに待っています~！更新頑張ってください！大好きです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - over the rainさん» かかか神作だなんて嬉しいですありがとうございます！！もっともっと叫んでください！！() これからも更新がんばります〜〜！！ (2019年12月15日 15時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 神作がハイペースで更新されるとか、私舞い上がって叫んでます！応援してます！大好きです！ (2019年12月15日 13時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - メイクさん» メイクさんありがとうございます(^_-)-☆めちゃめちゃがんばりまっす！！ (2019年12月14日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みいこ | 作成日時：2019年12月13日 1時
