誰も死なせるな、守れ【鬼滅の刃】

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私は弱い

心さえも弱い

私は誰かを守るべきなのに
私はいつも誰かに守られてた

私が弱かったからだ。



「A、逃げて、生きて___」

カナエさん。



「A、君は強い。自分を信じるんだ。そうすれば君は本来の力が発揮できるだろう。俺は君を信じてる。」

煉獄さん。



「...負けたら許さない。」

時透さん。



「ありがとうな、俺と兄ちゃんのこと気にしてくれて。Aの強みはその優しいとこだ、きっと。」

玄弥。



「Aさんに伝えてください...あなたそろそろ本気になりなさい..私たちはみんな知ってる、あなたが強いことを...。そして、私はあなたのこと妹のようだと思ってました...。ありがとう。」

しのぶさん。



......。





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無惨城での最終決戦。

私以外みんな死んだ。
私が、最後だ。

これまでも、大勢の人がたくさん死んだ。
私が弱かったからだ。


「ずいぶん弱いな、おまえは。なんのためにここへ来たんだ？」


みんな、ごめん。
無惨は倒せなかった。


「他の柱も、おまえを守ったりしなければ、まだ生きていたかもな」


私を見下ろして呆れた目をしている無惨を
私は目に焼き付けた。



もし、もし。

過去に戻れるのなら。
時間を巻き戻せるのなら。
もう一度やり直せるなら。



「じゃあな、鬼殺隊」



今度こそ私が守るから。
強く、なるから。



____私、夜光Aは死んだ。






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