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『俺と夫婦になってくれ、月夜。』
...なに、これ。
男の人と女の人が目の前にいる。
女の人は脚が悪いのだろうか、木の棒を持って、
それで体を支えている。
そして男の人は想いを告げている。
私、いるのに。
現実？夢？
そう思い、何か触れるか確かめようと思い
下に落ちている石を掴もうとした。
『はい、宵闇さん。私なんかでよければ。』
掴もうとした手が止まる。
私の聞き間違いだろうか、��宵闇��と聞こえた。
夜光、宵闇さんだろうか。今私の目の前にいるのは。
真っ黒の髪、前髪が長く、目にかかっている。
この人が...
貴「宵闇...さん...？」
『近頃この辺りに鬼という生き物が出るらしい。気をつけねばな。』
『あらあら。それは気をつけないといけませんね。特に私はこんな脚では逃げれないもの。』
『おい、月夜、どこだ！！返事をしろ！！』
『宵闇さんや、大変だ！月夜ちゃんさっきどこか出かけたらしい！町の数人が見たって！！』
私は何も移動していない。
光景だけがどんどん変わっていく。
普通なら慌てふためくだろうけど
なぜか私は妙に落ち着いている。
『月夜。お前がいなくなってもうどれだけ経ったんだ。俺は、俺は...。』
『宵闇さんよお、これはあくまで噂なんだが。最近女の鬼が出るらしい。そいつの姿が月夜さん、そっくりなんだと。』
『...っ、馬鹿を言うな！月夜は行方不明なんだ...！』
『つき...よ...？お前、あし...なんで普通に立って』
『キャハハ、つきよって誰？お腹すいてるの、食べていい？』
『あれえ、いつかの時の人間だ。今度こそは逃がさないよ、食べてやる、そしてあの方に認めてもらうんだ！』
『月夜。俺はいまだにお前が鬼になってしまったという事を信じれていない。夢ならば、と思う。しかしこれは現実だ。俺の手で、葬ってやる。』
『何言ってんの？遺言？キャハハ！！』
『夜の呼吸 終の型 表裏一体 』
『...ｶﾞｱｯ 、ｶﾞﾊｯ 』
『ごめん、ごめんな、月夜。でもたとえこれから夜のような暗闇に居続けたとしても、きっと朝日のような光をみつけれるから。...愛してる。』
夜の呼吸は、夜光宵闇が
愛する人を葬るために生まれた呼吸だったんだ。
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みいこ(プロフ) - 犬田さん» あわわわわ嬉しいです！私も犬田さんお無一郎くんの小説めっちゃ好きで読んでます！！お互い更新頑張りましょう！！(^_^) (2019年12月17日 11時) (
レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 救助シーン感動しました…！これから原作で亡くなってしまった人達が助けられるのを楽しみに待っています~！更新頑張ってください！大好きです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - over the rainさん» かかか神作だなんて嬉しいですありがとうございます！！もっともっと叫んでください！！() これからも更新がんばります〜〜！！ (2019年12月15日 15時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 神作がハイペースで更新されるとか、私舞い上がって叫んでます！応援してます！大好きです！ (2019年12月15日 13時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - メイクさん» メイクさんありがとうございます(^_-)-☆めちゃめちゃがんばりまっす！！ (2019年12月14日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいこ | 作成日時：2019年12月13日 1時
