【猗窩座】今日を、君と生きたい【鬼滅の刃】

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芽「 狛井と喋った？ 」


「 うん 、喋ったよ！ 」




今は始業式が終わったあとの休み時間 。


芽衣にトイレついてきて！！と言われたため

仕方な〜くついてきた。


まだいわゆる連れションをするなんて

芽衣はお子ちゃまだなあ 。


まあかわいいからいいんだけどね！




「 あ 、それより猗窩座って男だったんだね！

私てっきり女の子だと思ってたよ〜 。 」


芽「 女だと思ってたの？！男だよ〜！！

...って 、え？！？！ 」


「 な 、なになに？！ 」




芽衣が急に大き声を出すもんだから

私までびっくりしてしまった 。


いまの流れで芽衣が驚く部分なんてある？！



芽衣は私の両肩を掴んだ 。




芽「 A ... 狛井のこと 、なんて呼んでるの？ 」


「 え 、猗窩座 ... ？ 」


芽「 うわ 、わ 、え〜〜！！！ 」




私の頭の中ははてなマークでいっぱいだ 。


芽衣はというとトイレでなんか踊りだしてる 。

なんかくねくねしてる 。


ひと踊り終えたみたいで 、

また私の両肩を掴んだ 。




「 ... なに？！ 」


芽「 うんうん進歩したなあ！いいね名前呼び！

私は嬉しいよ ... 」




進歩 ... ？


ちょっとよく分からないけど

芽衣はなんか喜んでるしいいか 。




芽「 え 、なんで猗窩座って呼ぶことになったの？ 」


「 え 、だって猗窩座が元々記憶失くす前から

そう呼んでたって ... 。 」


芽「 おおおおそうだよ！元々呼んでた呼んでた！

そういえば呼んでたよ！ 」


「 ...なんか今日の芽衣 変 ... 。 」




異常なテンションな芽衣 。

なんかにやけてるけど大丈夫かな 。



そんなに私が猗窩座って呼ぶことに

反応するもの？と思いながらも

考えても仕方のないことだよなあ とも思った 。





私と芽衣自分たちが思う以上に話していたみたいで 、

教室に帰れば全員席について

教卓にはすでに先生がいた 。


そういえばトイレに私たち以外

誰もいなかった ... 。




二人ですみません ... と小声で言いながら

席につく 。





ｸｽｯ



鼻で笑ったような笑い声が横から聞こえたから横をみる 。




猗「 バーカ 」




猗窩座はいたずら好きな少年みたいな顔をして

小声でそう言った 。



また笑った顔を見れた 、

それが嬉しいと密かに感じた

高校2年生の春 。


記憶を失くして2ヶ月が経っていた 。





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