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全部、思い出した。
両親が死んで、彼女も死んで、
自暴自棄になっていたところを無惨様に見込まれたんだ。
そうだ、あの紙束。
鬼になってすぐにあの紙束を見つけて読んで、教祖様ってのは俺のことだけど、書いている主はわからなかった。
今思えば彼女が書いたものだったんだ。
どうして見ても何も思い出せなかったんだろう。
俺は鬼になって人をいっぱい食べた。
もう俺のことなんて嫌いだろうし、
もし天国と地獄が本当にあるならば、俺は地獄行きだからもう会えないだろう。
あーあ、全部思い出せたのに
こんなの、ひどいよ。
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「教祖様、教祖様！」
「....んえ？！あれ、どこだ、ここ。」
「ここは死んだ後の世界。ここからあちらに真っ直ぐ進めば地獄へ行けるの。」
「そうなんだ、ありがとう！....って！え？！」
目の前には100年以上前に死んだ彼女の姿。
俺は嬉しくて涙ぐんでいた。
「なんでここに...。」
「ずっと待ってたの、教祖様と一緒にいたいから。私のことを思い出してくれて、ありがとう。」
「そんな...！俺、鬼になったんだよ？」
「うん。」
「女の人いっぱい食べたんだよ？」
「知ってるよ。」
彼女は泣きそうな笑顔をみせた。
そして彼女は俺とちゃんと目を合わせて話はじめた。
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みいこ(プロフ) - すﾝずさん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです！！また童磨さんの作品書かせていただきます〜〜！！ (2019年12月14日 0時) (
レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
すﾝず - 完結お疲れ様でした！とても面白かったです！！ (2019年12月13日 20時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 七七四さん» ありがとうございます！そう言って頂いてめちゃめちゃ嬉しいです！！ (2019年12月11日 20時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
七七四(プロフ) - 完結お疲れ様でした。童磨が幸せになれて、本当に嬉しかったです。素敵な話をありがとうございました。みいこさんに感謝です！ (2019年12月11日 16時) (レス) id: 14bdff1be1 (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - ポテイトさん» ポテイトさんありがとうございます！！(T_T)私も読んでいただいてとーっても嬉しいです！ありがとうございます、他作品の更新がんばりますね！ (2019年11月30日 22時) (レス) id: 9475ebda40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいこ | 作成日時：2019年11月27日 15時
