刀剣男士は審神者が嫌いである。【刀剣乱舞】

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「あー何なんだよ！！！！」

イライラしながらブツを運ぶ。
なぜに私がこんな事せにゃならんのだ。

「糸町様ー大丈夫ですか、って怪我したんですか！！」
「転びました」
「ドヤ顔でそんなこと報告しないで下さい！！あーもう、手当てしましょう。お部屋に戻りますよー」
「おーう」

こんのすけ君の小さな背中を追いかけ歩く。
だらだらと血が流れて痛いです。

「糸町様、消○力送られてきましたよ」
「マジでか、政府気前良いな」

感心しながら歩く。ダラダラ垂れる血がくすぐったい。
私は人より少しくすぐったがりらしい。おかげでちょっとこちょこちょされるだけで息が切れる。

「救急箱は・・あ」
「ん・どしたの？」
「・・・あの、その・・」
「？」

言葉を濁らせるこんのすけ君。私はその意図がつかめない。
こんのすけ君がようやくはっきり言ってくれた。

「救急箱は、先代様のお部屋にあります・・」


はい、フラグ建築乙です！！






「・・いい、やっぱりいい、ハンカチ巻く。あの部屋行きたくない」
「いやいやいやいやいやいや、駄目ですからね？！行きますよ！」
「あーーーーーおーーーにーーーー！！」


なんでこんなにまるまるしてもふもふでちびっちゃいのに力強いんだよおおおおお！！
ずるずると服を引っ張られ太一の部屋に連行される。もう嫌だこの狐。

ずるずると引っ張られ連行されたたどり着く太一の部屋。
正直もう入りたくない。

「救急箱は・・ありました！」
「よしじゃあ部屋に戻ろう。うん、そうしよう」
「駄目です！ここで直しますよ」
「嫌だ」
「拒否権はないです」


膝かっくんをされズサーッと畳に転がる。
転がった私の膝にこんのすけ君はすかさず消毒液を振りかけてきた。

「痛っっっっったああああ！！！」
「あんなに傷が深かったんです。自業自得でしょう」
「秋に設定されているここが悪いんだ！！」

ぎゃんぎゃん吠える私を無視してこんのすけ君はさくさく手当を進めていく。
最後に大きな絆創膏を貼ってエンド。手当が終わった。


「終わりました」
「ありがとう・・」

若干泣きそうになって声が震える。
痛いのは嫌いだ。

「何をしている」
「ッ」

ほら、だから部屋に移動しようって言ったじゃん。

「ここに入るなと、言っただろう？」


太一の部屋(ここ)に居たら刀剣男士が必ず来るから、居たくなかったんだよ！！！！



こんのすけ君のあほぉおおぉぉおおおぉお！！

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