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「糸町様っどこに行くんですか!?」
「あー倉?あそこに布団運んで寝れる場所作る。頑張る」
「だっ駄目です!あそこはっ」
「だーいじょーぶだいじょーぶ」

よっと、と声を零しながら布団と鞄を運び出す。
服は巫女服いっぱい貰ったからそれ使うし、洗濯板も貰えたからそれで洗濯すればまあ生きてけるべ。
飯は・・・どーにかして調達だな。うん。



「あ、あのっ」
「え?」

布団で前が見えない中声をかけられた。
布団を退かして顔を見る。相手は小さな男の子だった。

「何かな?あ、邪魔だった?ごめんね」
「ちっ違いますっあの、えっと・・」

しどろもどろ、顔を真っ赤にして何か言おうとする男の子。
癖っ毛がふわふわしていて金色の瞳が綺麗な男の子。
一言で言い表すなら美人、形容しがたい見目だ。

「・・・ごめんね、変な人が来ちゃって」
「えっ?」
「霊力も今まで来た引継ぎよりもないし、戦術を知っているわけでもない。そんな私が来てごめんなさい。なるべく邪魔にならないようにするから、倉を借りるね」
「っあのっ」
「なあに?」
「っお手伝い、します!」
「え?」

ふわふわの髪が揺れ、顔を真っ赤にして男の子は言った。
ふんすっと鼻息荒く私を見つめるあたり、頑張って言ったんだろうな。

「・・ありがとう、でも良いよ。迷惑かけてしまうから」

ごめんね、と謝って布団をしっかりと持ち直し、倉に向かって歩き出す。
こんのすけ君が「もうすこしです!」と伝えてくれる。

「あーこんのすけ君扉開けてー」
「了解しましたー」

とととっとこんのすけ君が走り出す、が。

「え?」


ぎぃぃっと鈍い音を響かせ倉の扉が開く。
ぎょっと目を見開き、開けた人物を見つめた。

「お手伝いしますっ」
「あ、ありがとう」

おずおず伸びてきた白い腕に鞄を渡して一緒に歩き出す。

「良いの?」
「これが、僕の意志ですっ」
「・・ありがとう」

×月▽日、新しい仲間が出来ました。

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(プロフ) - 更新頑張ってください(* ´ ▽ ` *) (2017年9月24日 13時) (レス) id: fd03c16123 (このIDを非表示/違反報告)
伊達組好きのさにわ - みてて楽しいです! ごこちゃんかわいい(#・∀・#) (2016年11月13日 17時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
宇真 - 夢主ちゃん....辛いだろうなぁ…。更新頑張ってくださいね。楽しみにしてます! (2016年3月29日 23時) (レス) id: d4e7b0622d (このIDを非表示/違反報告)
宇真 - クイックルワイパーwwwいつかクイックルハンディーが出てきそうですね。www面白いです!刀剣達が鼻血w吐血w (2016年3月29日 23時) (レス) id: d4e7b0622d (このIDを非表示/違反報告)
星種(プロフ) - 1億かぁ夢主ちゃん強いなぁー・・・続き楽しみです!頑張ってください!! (2015年11月10日 2時) (レス) id: cc8dfe9e4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍月 | 作成日時:2015年8月29日 14時

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