紙飛行機 『幼馴染な彼』 ページ1
いつだっただろうか、私は幼馴染の(人2)にこう言われた
「―――あのさ、俺…(人5)のこと好きなんだ。協力…してくれないかな?」
貴方なら、友達と好きな人…どっちを選ぶ?
どっちも、だなんて笑って冗談言えたらどんなに楽だろう?
どっちかなんて、そんなことできないけど
どっちも選ばない、なんてそんなかっこいいこともっとできない
『もー、しょうがないなぁ。まかせといて!』
あの時の私は…笑えていましたか?
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
「どっちがいいと思う?」
『んー…左かな。』
「…そう?俺はこっちだと思った。」
(人2)は、そのまま服を置いた―…
今日、(人2)は遊びに行くらしい。もちろん(人5)と
遊びに行く、なんてかわいい言い方、今の私の心には似合っていないよ。
「ってか、いつまで紙飛行機折るわけ?」
『いいじゃん、別に。』
「まぁ、いいけどさ。」
あの日から、(人2)が私に協力してと言った日から、私は紙飛行機を折ることが癖になっていた
「じゃぁ…行ってくる。」
『うん、頑張って!』
振り向くと、少し顔が赤い(人2)
「おう!ありがと。」
そして、私の頭をポンポンと撫でてくれた
『うん。』
「それと…ごめんな。」
『え?』
「いつも…なんか、ごめん。」
――――――――――――でも、ありがとう
『どっちよ。』
「俺にもわかんね(笑」
ごめんね?それは、私の気持ちに気づいているから―――?
ありがとう?それは、何に対するありがとう?
「じゃ、行ってきます!」
(人2)は、笑顔で部屋を出て行った
『ふぅ…気づけバーカ。』
なんで、私が選んだほうの服着ていくの。
なんで私たちは、幼馴染だったんだろう?
ねぇ知ってる?紙飛行機のおまじない
私が使っているのって、水色の折り紙だけなんだ。
名前は書いていないけどさ、いつも(人2)のこと思って折るの
本当は飛ばさないといけないんだけど、私はそのままとっているよ
これを、語りながら部屋で飛ばすと、その人の意識が自分に向くんだって。
それから、パジャマを逆にして寝る。
一週間、辛抱強くつづけなきゃいけない
でも、何週間たっても君は振り向いてなんてくれない
好きだよと言っても冗談にしかならない―――――――――――――
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なーちん(プロフ) - あの後がどうなったのか知りたいな淼片思いゎすごい強い。好きな人の恋を応援とかがんばりすぎだょ(泣) (2014年4月2日 12時) (携帯から) (レス) id: a3c475151d (このIDを非表示/違反報告)
ちねな(プロフ) - 兎@狼さん» 返信遅れてごめん!片想い辛いよねー(;_;) (2014年2月13日 7時) (レス) id: 849a07c1db (このIDを非表示/違反報告)
ちねな(プロフ) - Emmaさん» 返信遅れて申し訳ございません!コメントありがとうございます!また来てくださいね♪ (2014年2月13日 7時) (レス) id: 849a07c1db (このIDを非表示/違反報告)
兎@狼(プロフ) - うー・゜・(つД`)・゜・泣きそう…感動してー共感出来るよー(TT)こんな片想い辛いねー(..) (2014年1月7日 22時) (レス) id: 97bd7cdc25 (このIDを非表示/違反報告)
Emma(プロフ) - ちねなさんの小説、色々読ませていただきました!ちねなさんの小説好きです!これからも応援しています(*^_^*) (2013年9月16日 23時) (レス) id: 73e5f8d747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちねな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/5d6d080ec71/
作成日時:2013年8月2日 13時