悩める人たち ページ22
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園崎は体育館裏にAを呼び出したあと、その足でバレー部の部長のもとへと向かった。
園「私、もう無理なんです。小谷さんとは一緒に出来ません！」
及「……」
園「ろくに仕事をしないんです！」
及川は、その場ではなにも答えを出さずに、ただ話を聞くだけにした。
部活後の帰り道。
及「____それで、岩ちゃんはどう思う？」
岩「どう思うもなにも……」
部長と副部長である二人は、問題について話し合っていた。
及「今日、注意しながら練習してたんだけどね……」
岩「……仲は、あんま良くなさそうだな」
及「そうなんだよ」
ふいに訪れる沈黙。
及「……どっちが、嘘吐いてるんだろう」
吐き出すように言った及川に、岩泉が眉根を寄せた。
岩「疑ってんのか？」
及「そりゃ疑いたくないさ！ ……だけど……」
岩「どっちも仲間だべ！！」
及「分かってる！！」
声を荒らげた岩泉に強く返す及川。
はーっ、と岩泉は息を吐き出す。
岩「俺らが言い合ってる暇はねぇな」
及「あぁ」
岩「……んで、どうすんだ」
及「及川さんに丸投げ〜？」
岩「ふざけんな早く言え」
及川は岩泉のガチトーンに怯み、大人しく案を出すことにした。
及「まずは明日、小谷ちゃんに話を聞こうと思う」
岩「ま、それが先だな」
及「あとマネージャー二人はどうするか……」
岩「別に仕事してもらえ」
及「うん。そうしようか」
一方その頃Aは……
『(元々園崎さんに好かれてないとは思ってなかったけど、まさかここまでとは……)』
「《A？ 聞こえてる？》」
『めんごめんご』
「《それは死語だよ》」
『驚き桃の木山椒の木！』
「《それもだね。どこで覚えたの？》」
『え……わからん。今の若者は何を使うんだ……』
電話片手に頭を悩ませていた。
もっと別の問題があるというのに。それでいいのか、主人公。
『いいんだよ、もう！』
「《大丈夫？ 頭》」
『だめかもしれん……』
※用事はこれではないらしい
ーーーーーーーーー
更新が滞っており、大変申し訳ないです。(土下座)
ペースは落ちますが、また更新していこうと思います。
どうかお付き合い下さい……！
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水上灯 - とちゅうでアジさんとかイシダイさんとか言ったのマジくそワロタｗｗｗｗｗｗ (2022年8月27日 13時) (
レス) id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
はむ - すごく読みやすくて面白いです！完結してしまうと思うと寂しいですが完成を楽しみに待っております！無理のないよう更新頑張ってください！応援しています！！ (2020年5月28日 1時) (レス) id: 655f827a56 (このIDを非表示/違反報告)
木乃伊(プロフ) - とっっても面白いです！更新頑張って下さい！！ (2020年5月27日 16時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
bu-ko(プロフ) - アッッッ好きィ……………応援してます…！ (2020年5月27日 2時) (レス) id: 11f43cf002 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - コミカルで面白いし、夢主ちゃんのちゃんとしたかわいさもあるところほんとに最高です！！応援しています！ (2020年5月27日 0時) (レス) id: f0b62f3d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍原 | 作成日時：2018年4月14日 20時
