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天気は雲一つない晴天！
天気予報では、２月だというのにぽかぽか温かい小春日和になるとのこと。
絶好のピクニック日和だ！
私とジント君は朝も早くから、二人で和気あいあいとお弁当の準備をしていた。
その様子をバンビが恨めしそうにため息をつきながら見つめていたけど、
「今日はバンビも一緒にいこーね！」
と、言ってあげると、尻尾をブンブン千切れそうな程振り回して喜んでいた。
そして、バンビをドッグキャリーに入れて、お弁当やレジャーシートなんかを鞄に詰め込み、私たちは電車で３０分ほど離れたところにあるかなり大きな公園へやってきた。
ここは以前にも盆栽展の帰りに寄ったことがある、とても大きな公園だ。
近所にある公園もかなり大きいと思っていたけど、ここは桁が違う。
ここでは苺狩りなんかもできるし、２月だというのに人が結構いて驚いた。
ジント「え？苺狩りだって！ちょっとやってみようよ！」
子供みたいにはしゃいじゃって、こういう一面もあるんだな。
そう思って、私は久しぶりに彼の観察ノートに『苺狩りに興味津々』と、書き記した。
このノートも、もう最後のページまで書いてしまったな。
けど、彼がこのままジント君として生きてくのならば、これももう必要なくなるかもしれない。
ジント「Aちゃん！早くー！」
「はーい！今行くー！」
私はノートを鞄の奥底にしまい込むと、ジント君が待つ受付へ駆けていった。
それから私たちは、初めてのいちご狩りを経験し、自分のスマホや彼のスマホで沢山の写真を撮った。
こうやって、思い出がまた一つずつ、増えていく。
彼と一から作る、彼にとってはゼロからの思い出だ。
ジント「美味かったー！」
「ね！私もあんなにおいしい苺食べたのはじめてかも！」
楽しい。
ジント君とこうやって笑いあうだけで、私は楽しいし、幸せだ。
やっぱり、もうこのままでもいいかもしれないな。
このまま、彼はジント君として…。
ジント「Aちゃんと一緒に来れて良かった〜！Aちゃんと一緒だからあんなに美味しかったのかも！」
うん、もう決めた！
やっぱりジント君はジント君だよね！
もう、それでいいじゃない！
過去の記憶も、もういい。
今から私が一緒に、トラウマなんて一生思い出せないくらいに、いっぱいあなたの笑顔の思い出を作ってあげるから！
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
