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良かった…。
刑事さん生きてたんだ…。
黒い服の女「あんたさっき殺したのに何で？！」
塩��刑事「女の力じゃ、そんな深くまで刺さらないし、致命傷にはならないよ…。動脈でも狙わない限りな……」
黒い服の女「嫌よ！！！離して！！！マサト！！！マサト！！！いやあああああああ！！！」
塩��刑事「くそ…すまない…。俺がいながら…こんなに…被害を出してしまうなんて…。でも、すぐに応援と救急車が来てくれる…」
そうはいってくれたけれど、今はそれよりも…。
「ジント君！！！ジント君！！！」
私の上に覆いかぶさって倒れるジント君は、私の呼びかけに、少し体を動かして、私の顔を覗き込んでくれた。
「ジント君…何で…」
何で私なんか庇ってくれたんだ…。
本当に私のせいで、ジント君をこんな目に合わせてしまった…。
あの女の人が言ったように、私が全部悪いんだ…。
仁人「Aちゃん…。そんな顔…しないで…。俺は…大丈夫…だから…」
虚ろな目で、私に囁く。
けれども、ジント君の体から流れ出る血は、ますます増えて、私の体に何度も何度も垂れ落ちて、広がっていくのを感じる。
女性の力じゃ、致命傷にはならないんじゃないの…？
こんなに血が流れるものなの…？
まさか…さっき刑事さんが言ってたみたいに、動脈に……？
「ジント君…ごめんなさい…私…私…」
仁人「……。ねぇ…Aちゃん…。俺…記憶…全部…戻ったんだ……。
でもね…全部…思い出しても…俺…Aちゃんのこと…忘れ…なかった…。
忘れ…られ…なかった…。
この…気持ちも……何も……変わら……なかった……。
この……気持ちは……嘘でも…間違いでも…ないんだ……。
だから……最…後……に……これ……だけ…き……いて……。
A……ちゃん………。
俺………A……ちゃん……の…こと………。
今……で……も…………愛して…る…」
「ジント君……？ねぇ…ジント君……？」
仁人「…………」
「嫌だよ……。ジント君…！自分の気持ちだけ言ったままだなんて…そんなのずるいよ…！！私の答えも聞いてよ！！ねえジント君！！！」
私だって、あなたに伝えたいことは沢山あるの。
聞いてほしいことが山ほどあるの。
もっと話したいことが溢れてくるの！！
「お願いジント君…目を開けてよ…。ジント君！！」
けれど、それからどれだけ呼びかけても、ジント君が答えてくれることは、もう無い。
ただ静かに目を閉じて、安らかな表情を浮かべていた―
―
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
