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そのバイトも、俺はすぐに辞めることになった。
理由は簡単だ。
あの女は俺の彼女になったつもりで、俺に付きまとい、仕事中だというのに、俺にすり寄り、体を執拗に触ってきたり、挙句の果てにキスを求めてきたり。
いくらやめろと怒鳴っても、聞く耳など持ってやしない。
店の人からも変な目で見られるし、お客からは不純だとクレームが入るし。
もう、この店にも俺の居場所はなくなった。
仁人「いい加減にしてくれよ…。何でこんなことばっかりするんだよ…」
黒い服の女「だって、私達愛し合ってるじゃない？これぐらい普通の事だよ」
平然とした顔で言う女に対して、俺はもう何を言い返す気力もなかった。
それから俺は、幾度となくバイトを転々と変えたが、その先々で、この女は俺の前に現れた。
それどころか、この女の付きまとい行為は日に日に悪化の一途をたどっていた。
バイト先だけでは物足りなくなったのか、この女は俺の住むマンションにまで現れるようになった。
どうやって調べたのか知らないけれど、俺のスマホの番号まで知られて、毎日のように何度も何度も何度も何度も電話がかかってくるようにもなった。
もちろん、すぐにスマホの番号を変えて、なけなしの貯金をはたいて引っ越しも行った。
しかし―
そんなものは、少しの気休めにもならなかった。
毎日毎日鳴り響く電話の音、インターフォンの音、そして、あの女の影におびえる日々。
俺は頭がどうにかなってしまいそうだった。
もう我慢の限界だ。
俺はすぐに交番に駆け込んで、事の説明を行った。
けれど、いくら俺が恐怖を感じても、実際に被害に遭ったわけではないし、ほとんど害もないなど適当な理由を付けられて、門前払いを食らってしまった。
そしてその日、俺がマンションに帰ると、玄関の前にその女は立っていた。
黒い服の女「今日で付き合って３か月の記念日だね」
何て、平然とした顔で言ってくるこの女に、俺は恐怖以外の何も感じなかった。
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
