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私が振り向くと、そこには黒いハイネックのセーターを着こんで、腕に白いハンドバックを下げた女性が立っていた。
年齢は、多分２０代。
私より、少し年下か、同じ歳ぐらいだろうか。
黒い服の女「マサトだよね？！」
彼女は目を大きく見開いて、必死の形相でジント君へ詰め寄っていた。
ジント「え…？お、俺…？」
黒い服の女「ちょっととぼけないでよ！ずっと探してたんだよ？！今まで何してたの？！」
「あ、あのすみません…。あなたは？」
ジント君に掴みかかるその女性を見かねて、私は間に入って行った。
黒い服の女「は？あんた誰？マサトのなんなわけ？！」
ものすごく怖い顔で睨みつけられてしまったが、もしかしてこの人、ジント君のこと知ってるの？！
「あ、いや、彼とは数か月前に知り合って、その…。もしかしてジント君のこと、知ってるんですか？」
黒い服の女「ジント？誰よそれ？！この人はね、マサト！仁義の仁に、人のとで"マサト"！！」
この人の言うことが本当なら、ジント君って、本当の名前…マサトって言うんだ…。
けど、仁人って書いてマサトなら、ジントとも読める！
何て偶然！
私の適当に付けた名前がニアミスしてたなんて。
って今はそれどころじゃない！
「あ、あの！彼の過去とか、全部知ってるんですか？！」
黒い服の女「はあ？知ってたら何なわけ？！もちろん全部知ってるわよ！！だってマサトは私の婚約者なんだから！！」
「……！」
その言葉で、私は心臓が突き刺されて破裂したんじゃないかと思うほどの激痛が走って、その場で倒れそうになってしまった。
けど、そんなの、そうかもって思っていたじゃない。
少しは覚悟してたじゃない。
勝手に、これから思い出作っていこうなんて思ってたけど、やっぱり彼には過去があって、こうやって彼を探して、必要としてる人がちゃんといるんだよね…。
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
