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周りの全ての音や時間が静止したような気がした。
自分の鼓動が、バクバクと耳の奥に鳴り響く。
ジント君が、私の事を、好き…？
ダメ…
私は…彼を、好きになっちゃダメだ…
ダメだよって、言わなきゃ…
そして私は、そう言う為に、口を開いた―
「私も…あなたが好き…。ジント君が…大好き…」
あーあ…
言っちゃった…
けれど、なぜだろう。
後悔よりも、今までで一番、嬉しさや幸福感で包まれてる。
いつの間にか、私はジント君のこと、こんなに好きになってしまってたんだ…。
ジント「ありがとう…Aちゃん…」
ジント君は、それ以上もう何も言わずに、私の唇を迎えに来てくれた。
温かくて、柔らかなジント君の唇が、優しく触れる。
ずっとこうしてたい。
ずっとこのまま…。
いつまでも…。
そして、私たちはこの日の夜、二度目の情けを交わした。
ベッドの上で私達の肌が月明かりに照らされて、二人は声も息も荒げて、ジント君から滴る汗が、私の体を濡らしていく。
お互いに慰め合って、心の隙間を埋めていた初めての時とは違って、今度は互いの愛を確かめ合う様に、明日が仕事だってことも、何もかも忘れて、痛いぐらいに激しい衝動が私たちを突き動かしていく。
絡まる指も、重なる舌も、混ざり合う粘膜も、繋がる体も、今の私達にはもう抑えきれない。
ジント君の愛が、私の全身を包み込んでいく。
「ジント君…熱いよ…」
ジント「俺も…熱い…。でも…Aちゃんのこと…放したくない…。これからも…ずっと…」
私の頬を撫で、彼は私の唇を奪ってく。
私も、放したくない。
二人の首に掛かったお揃いのネックレスも、月の光を浴びて、黄色に淡く優しい光を放つ。
そして、この日、私たちの愛の営みは、一晩中続いた…。
―
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただけると、嬉しいです！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: f0de405ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月19日 15時
