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次の日、私が目を覚ましてリビングへ行くと、既にジント君と舜太は起きて何やら話し込んでいる様だった。
「おはよう二人とも。何話してるの？」
舜太「あ、おはようAちゃん！俺達は今日のプランを考えてたんさ！」
「今日のプラン？」
そう言えば、舜太は今日クリスマスパーティーをするとか言ってたっけ。
去年は…彼と別れて、それどころではなかったっけ…。
そう思ったら、今年は生意気だけど、にぎやかで楽しい弟と、そして、記憶を失った優しくて素敵な同居人のジント君がいる。
それって、とっても素敵なことなんじゃないのかな…。
舜太「今から皆で食べ物とか飲み物とかツリーも買いに行って、お昼には部屋の飾りつけ！そして夜はご馳走を囲んでケーキ食べて！」
「え？そんな本格的にやるの？」
舜太「当たり前やん！雰囲気は大事やで？その為に、飾りつけの道具は一杯持ってきたから！」
舜太が持ってきた大きな荷物の中には、私のアルバム以外にも、何やら電飾やらツリーに飾りつけするような綺麗な小物がぎっしり詰め込まれていた。
お前はサンタさんかとツッコミを入れたくなるけれど、あまりに無邪気に笑う舜太の顔を見ていると、こっちまで楽しくなってしまったので、そんなツッコミは野暮だろう。
そして、私たちは歩いて近所の大型ショッピングモールまで赴き、クリスマスパーティー用の食糧や、組み立て式のクリスマスツリーを買いこんだ。
舜太が勢いでなんでもかんでも買うもんだから、三人とも両手が塞がるほどパンパンの荷物を引きずりながら歩いていた。
これではパーティーする前に疲れ果てて寝込んでしまいそう。
「もう舜太ったら…。調子に乗って買いすぎ…」
舜太「ええやん！今日は年に一度のクリスマスパーティーやで？！チキンも買った、ケーキも買った、ピザも買った、コーラも買った、Aちゃん用のお酒も買った、そして、ツリーもこの通り！！」
舜太はそう言いながら、背中に自分の背丈ほどもあるような大きな箱を背負っていた。
組み立てれば、180ｃｍにもなるらしい。
正直、邪魔で仕方ない。
このパーティーが終われば、フリマアプリで速攻売ってやる…。
「ごめんね、ジント君。こんなことにつき合わせちゃって…」
ジント「別にいいよ。実は俺も楽しみなんだ。こんなの初めてだから…。まぁ、全部が初めてみたいなもんなんだけど…」
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただけると、嬉しいです！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: f0de405ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月19日 15時
