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「私は…柔太朗には、付いて行けない…」
今日一日悩みに悩んだけど、きっと、この答えは最初から決まっていたかもしれない。
どうやってそれを説明しようかを、ずっと悩んでいたのかもしれない。
柔太朗「何で…？」
彼は、思いのほか冷静な表情で、そう聴き返す。
「柔太朗が、私を連れて行ってくれるって、一緒にいたいって思ってくれてるのは、とっても嬉しいよ…。
それに、まだ好きだって、言ってくれたことも、嬉しい。
私もきっと、まだ柔太朗が好きだと思う。
でもね、あなたはいつも全部自分で決めちゃうの。
アメリカに行くことも、私を置いていくことも、日本に戻ってきて、私を連れていきたいって言うのも。
全部、全部、あなたが勝手に決めちゃうの。
私は、あなたの思い通りに動くロボットなんかじゃないんだよ？
私だって、色々考えてるし、色々聞いてほしいし、そういうことって、そうやってお互いにいっぱい話し合って決めることなんじゃないの？
アメリカに行った後の事もそう。
私と一緒に暮らす家とか、将来の事とか、もう決めてるって言ってたよね。
きっと柔太朗は私の事を思って、色々考えてくれたのかもしれないけど、そんな大事なこと、勝手に決められて、急に言われたって、そんなの困るよ…。
それが例え幸せになる最善の道だったとしても、そんな道、私は歩きたくないの…。
そんな、人が決めた、勝手に決められた道をただ歩くだけなんて、そんなの嫌…。
多分、あなたといると、ずっとそんな生活が待っているんだと思う。
こんなの、私のわがままだってこともわかってるけど、でも…。
私は、二人で色んな話をして、お互い納得できる人と一緒にいたいの…。
だから、ごめんなさい…。
私は、あなたとは一緒に行けない…」
彼は、柔太朗は、そんな私の話を、静かに、黙って聞いていてくれた。
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただけると、嬉しいです！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: f0de405ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月19日 15時
