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ジント「はい…。できたよ…」
「どう、かな…？似合う…？」
ジント「うん…。とっても、似合ってるよ…」
「あ、ありがと…」
舜太「ぅおほん！いい雰囲気のところ悪いんやけど、そういうのは俺が帰ってからにしてやー」
つい、いい感じに見つめ合ってた私達の現実に引き戻すように、舜太が声を張り上げた。
いけない…。
私ったら、ジント君に見惚れてしまっていた…。
ジント「あ、ご、ご、ごめん！！」
「わ、私の方こそ！そ、それより、はい！これ！これ私から舜太へのプ、プレゼント！」
舜太「ありがとっ！開けていい？！」
私が良いよという前に、舜太は包み紙を破いて既に箱を開けていた。
そして、その中には―
舜太「あ、ネクタイ？！」
「そう、あんたももうすぐ短大卒業でしょ？社会人になるんだから、格好ぐらいはちゃんとしなきゃね」
舜太「かっこいいネクタイやん！ありがとっ！これで採用間違いなしやなっ！」
何はともあれ、喜んでくれているようで良かった。
そして、私はもう一つ包み紙を取り出すと、それをジント君に差し出した。
「これは、ジント君に！」
ジント「え？！お、俺にも…？！」
「もちろん！」
ジント「あ、ありがとう！開けてもいい？」
「うん、いいよ！」
ジント君の為に私が選んだプレゼント。
プレゼントとは言えないかもしれないんだけど、それは、スマホだった。
ジント「スマホ…？」
「うん…。一応私の連絡先は登録してあるから…。ほら、ジント君だってそろそろ一人で外に出たい時だってあるだろうし、それに…もし何かあった時、お互い連絡できた方がいいし…仕事中でも、ジント君の声聞きたい時も…ってそれはまぁいいとして…だから…」
ジント「そっか…。ありがとうAちゃん。これでいつでも話せるね」
プレゼントというより、私がそうしたいからジント君に押し付けちゃった感があるけど、ジント君も喜んでくれたみたいだ。
その様子を舜太がニヤニヤしながら見ているのがムカつくけど。
それから私たちは、並べられたご馳走を平らげ、ケーキを食べて、存分にクリスマスを堪能しながら夜を明かしていった。
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» コメントありがとうございます！最後までお付き合いいただけると、嬉しいです！ (2020年2月25日 21時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: f0de405ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月19日 15時
