あと1センチの恋【JK】完 (ページ46)

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『グクのバカ。

脳筋男。

二度と私から誘ってやんない…』

ベッドに倒れ込むように横になってそんなことを呟いても、私の声は静まり返った寝室に虚しく消えていくだけ。

行き場のない寂しさに心も体も肌寒いくて

私は毛布にくるまってから、抱き枕をぎゅっと抱きしめて瞼を閉じた。

しばらくして、控えめに開いた寝室のドア。

背中を向けたまま寝たふりをしていると、ゆっくりと足音が近づいてきて

私のそばまで来て止まったのを背中越しに感じる。

JK「A……ごめん…」

グクはそう言っていそいそとベッドに入ってくると、私の背中にぴったり密着するように抱きついてきた。

そのまま私のお腹に片腕をまわすと、もう片方の腕を私の首の下に滑り込ませて

腕枕をしながら優しく頭を撫でてくれる。

その柔らかい手つきと背中から伝わるグクの体温が、私の中の寂しさをゆっくりと癒してくれて

目を閉じているからか、陽だまりの中にいるみたいなそんなぽかぽかした心地良さを感じた。

『グク……私もごめんね』

目を閉じたまま小さくつぶやくと、グクは返事の代わりに私の耳にちゅっと口付けをした。

JK「…そのままでいて」

『え？』

JK「これが1番体に負担のかからない体制らしいから」

『それって…』

JK「痛かったりつらくなったらすぐ言って」

『う…んっ…あ…』

グクはそう言うと、私の返事を聞く前に後ろからぬるっと耳を舐めてきて

お腹に回っていた手を私の服の中に滑り込ませてくる。

パチっと音を立てて外されたブラのホック…

解放された胸はグクの大きな手に包まれて、やわやわと揉まれながら先端を撫でられたら

気持ち良さに体がぷるぷると震えた。