33 JK side ページ33
JN「おー、賑やかだねー」
SA「ジニオッパ、こんにちは」
JN「こんにちは、お父さんは?」
SA「知らない!置いてきた」
JN「ふはっ…二人ともそろそろ時間だよ」
多分俺たちを呼びにきてくれたんだろうジニヒョン。
いつもなめた態度とってごめんなさい。
今はヒョンがスーパーヒーローに見える。
SA「ジョングギオッパは行っちゃだめ!」
そう言ってぎゅうぎゅう俺の腕にしがみついてくるから、どうしたらいいか分からずジニヒョンに目で助けを求めれば、
JN「俺たちこれからミーティングっていう大事なお仕事があるんだ」
スアちゃんと目線を合わせて、優しく諭すように言うジニヒョン。
SA「…なら終わるまで待ってる」
JN「いつ終わるか分からないから待ってても会えないかも」
SA「そんな…」
JN「また今度遊びにおいで。時間があればいつでもジョングギが遊んでくれるよ」
SA「ほんと?」
JN「ほんとほんと。ついでにジニオッパは優しくてよく働いてますってお父さんに伝えておいて!」
前言撤回。
ヒョンはスーパーヒーローなんかじゃなくてただの狡い男だ。
JN「さっ、行くよー」
JK「はい」
SA「オッパ!絶対カトク返してね!」
JK「…うん」
TH「スアちゃん、またねー」
・
ミーティングの休憩時間。
返事をしないとと思いカトクを開けば、1番上にAの名前があって思わずドキッとした。
何かと思えば、
《コーヒーカーはチュロス付き》
その短い文章に俺の心はふっと軽くなって、自然と口角が上がる。
多分この文章は俺たちにしか分からない。
俺はAのドラマが決まるたびに差し入れは欠かさないから、
いつも通りリクエストが来てほっとしたんだと思う。
そう何も変わらず…
いつも通り…
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作者名:抹茶 | 作成日時:2021年3月8日 17時