80.一から ページ20
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―その翌日。
私とお嬢様は屋敷を出る支度をした。
お嬢様は先に馬車に乗り込んだ。
ロ「お二人とも、本当に行ってしまうんですか!?」
ア「どうして急に行くなんて!!」
マ「そうだぜ…セバスチャンも、どうして早く言ってくれなかったんだ!?」
ロイ、アリス、マークは泣きながら言った。
セ「…これは、お嬢様が決めたことです。お嬢様は…この屋敷を出て行くとおっしゃいました。この屋敷はあなた方の好きにしていい…いっそのこと燃やしてしまってもいいと言っていました。」
ア「そんな…!」
ロ「お嬢様との思い出の屋敷を…燃やすなんてできないよ!」
セ「…では、お嬢様がお待ちなので失礼致します。」
マ「おい、セバスチャン!!」
私は彼らに軽くお辞儀をすると、お嬢様の乗っている馬車へ向かった。
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―馬車に乗ると、馬車は走り出した。
セ「…これでよろしいのですね?お嬢様。」
貴「ええ…」
お嬢様は外の景色を見ながら頷いた。
セ「…これから、何処へ行くのですか?」
貴「悪魔も、人間も、皆平等なところへ行きたい。」
セ「お嬢様…」
貴「私は…A･ブライアント、ブライアント家の娘として裕福な生活を送ってきた。
でも…A･ブライアントはもういない存在になってる。
私は…新しいA･ブライアントとして、一から始めたいの。
あなたと…」
お嬢様はそう言い、私を見つめてきた。
ドクン…
その強いお心と美しい瞳に、私の胸はまた高鳴った。
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紗也(プロフ) - yuki sugitaさん» コメントありがとうございます！宿題を後回しにしてまで…笑嬉しいです！ 宿題頑張ってください！ (2014年8月25日 18時) (
レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
yuki sugita(プロフ) - 楽しませてもらいました！夏休みの最後らへんなのに、一番初めから読みだしてしまい…。止まらなくなって一日で読んじゃいました（笑）宿題ィイィイ！！ (2014年8月25日 16時) (レス) id: 9d4e09b282 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 魅愛-miu-さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2014年8月10日 22時) (レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
魅愛-miu-(プロフ) - ちょー感動(；Д；)面白かったです！ (2014年8月9日 12時) (レス) id: 56ac7380b1 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 神田君さん» コメントありがとうございます、キャラ設定なのですみません(;_;) (2014年7月21日 19時) (レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2013年4月13日 7時
