75.ここにいられない ページ15
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−Aside−
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―そして翌朝。
私たちは馬車である場所に来ていた。
それは…私が住んでいた屋敷。
もうすっかり古びて、誰も住んでいないようだった。
私はお墓のところへ行った。
貴「…ここに、私は埋められていたのね。」
セ「ええ。」
貴「…でも、私はもうこの土の下にはいない。こうやってまた生きているわ。」
セ「その通りでございます、お嬢様。」
貴「…」
私は何も言わずに、また屋敷の前に向かった。
屋敷にはやはり誰もいないので、庭にはたくさんの花が咲いている。
とても綺麗な花。
貴「…私は、もうここにいることができないわね。」
私はそう呟くと、セバスチャンと向き合った。
貴「…セバスチャン。エレファンナの屋敷に戻ったら、明日…英国を出ましょう。」
セ「…お嬢様。」
貴「私は…もう死んでしまったことになってる。だから…ここへはいられないわ。」
セ「…」
貴「…また新しい生活をスタートさせたいの。今度は、あなたと一緒に。」
セ「…どこまでも、あなたに着いていきますよ。お嬢様。」
私がそう言うと、セバスチャンは優しく微笑んでくれた。
私は屋敷の方へまた体を向けた。
この屋敷とも、さよならね。
セ「寂しいの、ですか…?」
セバスチャンは私の隣に来た。
貴「さ、寂しい…?そんなわけ無いでしょう？」
セ「本当ですか？私には寂しいように見えましたが。」
セバスチャンはくすくすと笑って言った。
貴「な、何言って…!」
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紗也(プロフ) - yuki sugitaさん» コメントありがとうございます！宿題を後回しにしてまで…笑嬉しいです！ 宿題頑張ってください！ (2014年8月25日 18時) (
レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
yuki sugita(プロフ) - 楽しませてもらいました！夏休みの最後らへんなのに、一番初めから読みだしてしまい…。止まらなくなって一日で読んじゃいました（笑）宿題ィイィイ！！ (2014年8月25日 16時) (レス) id: 9d4e09b282 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 魅愛-miu-さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2014年8月10日 22時) (レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
魅愛-miu-(プロフ) - ちょー感動(；Д；)面白かったです！ (2014年8月9日 12時) (レス) id: 56ac7380b1 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 神田君さん» コメントありがとうございます、キャラ設定なのですみません(;_;) (2014年7月21日 19時) (レス) id: dff8c9f04c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2013年4月13日 7時
