もう1人のメンバー 2 (ページ34)

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JK「、、、」

『グクー、そろそろ機嫌直して欲しいなーって』

かれこれ車が発進して数十分、
一言も話さず外だけを見続けてて絶対怒ってるグク
そんなグクにお菓子を渡しながら声をかける
お菓子とは、そうあのバナナキック様だ

これがあれば不機嫌なグクも機嫌が治るにきまっ

JK「やだ」

ってないみたい

あの、バナナキック様が負けた
いや、正確には負けてないんだけど
バナナキックだけとってまた同じように窓に目を向けてる

じっとグクを見るけどあたしの方は見てくれなくて

『ごめん、でも、俺、、悪くないのに』

ボソッと声を漏らす
クッソ、あたしのせいじゃないのに
ほんとに！！あたしの！！せいじゃない！！！！

JK「っ！！！ぬ、、ヒョンは悪くないです
でも！！、2人が着いてきたのはよくわかんない

デートだと思ったのに(ﾎﾞｿ」

縮こまりながらグクが言うから
後部座席のあたしの隣に座る人を思いっきし叩く

JM「いっ！！！！」

『謝れ！！！グクに！！！謝れぇぇぇぇ！！！』

JM「いや！！なんで俺だよ！！
ってか！！2人っきりはダメだって！！言ったじゃん！
いてっ！！！！殴んなって！！痛いって！！」

ボコスカとジミナを叩く

TH「いひひひっ！！
もう、Aは面白いなぁ
でも、危ないからじっとしててよね」

運転席からチラッとあたしたちを見て笑うテヒョナ
何笑ってんのよ、面白くないわ！！

心の中で悪態をつきながらジミナと取っ組み合いになりそうだったとき体が浮いた

それは別に車がでこぼこの道を通ったわけでも
あたしがたった訳でもなくて

少しの衝撃と鼻をかすめる匂い、
あたしのお腹には手が回ってて

振り向かなくてもわかるのはグクがいること

JK「ヒョン」

その声は優しい可愛いうさぎを思い出させるものでもなんでもない

『、、はい』

JK「危ないから｣

シーンと静まりかえる中で目が合うのはポカーンとしたジミナ
やばい
心臓がうるさい

JK「寝てないの知ってるんでこのまま寝てください」

静かにしたままってグクが言う
背中から伝わってくる熱は暖かい
それに、どくどくと一定のリズムで脈打つ心臓の音

軽くもがいてみても離れる気のない強いグクの腕
大きなため息をひとつしてあたしは大人しく目をつぶる

その時見たジミナの顔はすごく不貞腐れてた気がしたのは

気の所為かもしれない