もう1人のメンバー 2 (ページ23)

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YG「起きろ」

『んんっ、、？』

ユンギオッパの声で目を覚ます
寝ぼけたままでもわかるオッパの顔は

YG「そろそろ起きねーと晩飯食えねーぞ」

眉間にシワがよって不機嫌だ

『わかった、、』

これ以上不機嫌にさせないよう
眠い体を無理やり起こそうとする

『重い』

するけど、一向に体は動かない

それもそのはず
だってあたしにグクが抱きついてたから

このまま寝かせててあげたかったけど
お腹も空いたから早く起きて欲しい

その気持ちを込めて力を入れるけど

『う、動けない』

あたしが力を入れれば入れるほど
グクの力も強くなる

ニマニマとしたテヒョナが近づいてくる
その後ろからジミナも

でも助けてはくれなさそう

TH「Aー！！きいてきいて！！

ジョングギが、1回起きたかと思えば
Aの顔みて抱きついて、また寝たんだよ〜！！」

JM「まぁ、いつも通りだね」

2人の言葉を聞きながら幸せそうに寝てるグクに触れてみる
サラサラな髪

綺麗な二重

寝顔も可愛いのはずるい

JN「やぁーでもあの顔はいい顔だったよ」

『かお？？』

腕組みをして頷くジニオッパ
その姿がすごくかっこよくて
やっぱり、自称イケメンなだけあるな
なんて呑気に考えてたら

JN「Aの事がすごく愛おしそうな・か・お・☆」

ウィンク付きの爆弾を落とした

部屋の中が静まり返る
みんながジニオッパを見て動かないし、喋らない

沈黙を破るのは

HS「その言い方はちょっと、、」

後退りをしながらクッションで顔を隠すホソギオッパと

YG「ひきました」

額に手を当ててため息を吐くユンギオッパ

糸が切れたようにみんなが話し出す

最後は、やぁー！！！なんて叫ぶジニヒョン
まぁ、みんないつも通り

JK「んん、ヒョン、、？」

『あ、おはよ』

うるさかった？なんて頭を撫でてやれば

JK「ふふ、、」

大きな目がだんだん細くなって
撫でる手に頭を擦り付けてくる

今までずっとあたしに向けて微笑んでくれてた優しい顔

グクがそばにいてくれて、、よかった

仲直り出来た事が夢なんじゃないか

そう思ってたけど

JK「ヒョン、、？」

『大丈夫だよ』

心配そうな顔に笑顔を向ける

もう大丈夫
あたしを包む温もりは夢なんかじゃなかったんだから