もう1人のメンバー 2 (ページ18)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:87,497 hit

・ページ18

A side

『うぅ、テヒョナ…ごめん』

TH「ん〜？なにがぁ〜？？」

あたしが泣き止むまでずっと背中を摩ってくれてた
大丈夫って何度も言ってくれて、すごく楽になった気がする

この場にはあたしとテヒョナ2人っきり

ヒョンたちはテヒョナがあたしといるから大丈夫だって言ってくれて、そっとしてくれた

『あ、れ？ジミナは？？』

TH「あっ、ほんとだ」

テヒョナの胸元から顔を上げると
ジミナの姿はどこにもなくて、辺りを見回す

TH「てゆーか！
ジミナいなくても俺がいれば問題ないでしょ〜！！」

そーゆうことにしとこって笑えば、Aひどーいなんておちゃらける

今はこんなふうに接してくれるのがすごく嬉しい

TH「Aはさ〜、何に悩んでるの？」

『え？』

TH「最近ジョングギ避けてるじゃん」

あたしの目を見るテヒョナは真剣でそらせなかった

TH「まぁ、それはAの自由だし、仲直りしようとしてるのもわかるけどさ

多分、、じゃなくて絶対
ジョングギには伝わってないと思うよ」

ただ大好きなヒョンに避けられてるだけに感じる

そう冷たく言い放つ

TH「Aの思う、思い出ってなに？」

突然の質問
今の話と全然関係ない気がする

『二度と、、戻れない悲しい記憶？』

なにそれ〜、Aらしいって、テヒョナは笑った

TH「俺はね〜

悲しい時があったからちょっとした事でもすごく嬉しくて
嬉しい時があったから、すごく悲しくなる

そういうのが積もりに積もったすごく大切な記憶！！
それがなかったら今この瞬間もすごく退屈だと思うんだ〜」

『…うん？』

4次元ワールド前回なテヒョナの言葉にハテナを浮かべる
言いたいことはわかるんだけど…

テヒョナをじっと見てると
ちょっと、難しい顔をしたあとパッと明るくなる

TH「上手く言えないから
ナムジュニヒョンの言葉を借りる！！

花様年華って言葉が一番似合う！

俺はね、ずっと終わらなければいいって思ってるんだ
だって、今この瞬間もいつかは
人生で最も美しい瞬間になると思うから」

いひひと笑うテヒョナ

テヒョナの言葉でふと思い浮かんだのはみんなの笑顔
その中には当たり前にグクがいて

『うん、そうだね』

あたしも笑ってみせる

過去があって、未来がある
みんなが居ない未来は望んでないよ