第二十一話 煽るぜ不和 ページ23
舐めているのか、近づいてくるものの一向に攻撃を仕掛けてくる気配のない敵にAは眉を顰めたが、敵の向こう側から走って来る人物を見て笑みを浮かべる。
加えて、敵に向かってわざと怒らせるような言葉を吐く。
「どうして、攻撃してこないんですか？」
「そりゃ、俺達は優しいからお前が逃げ出すのを待ってやってるんだよ」
「ふふふ。ただ、"攻撃するのが怖い"だけなのでは？」
「テメェ！！」
もちろんそれを敵である奴らが快く思うはずがなく、Aが言った皮肉は相手を憤慨させ功を奏した。
「怒るのはいいですが…後ろ、見た方がいいんじゃないですか？」
「は？」
敵がこれもまたAのただの口車だと思い、瞬きをした一瞬の瞬間――。敵の後頭部にいきなり鈍い衝撃が走って、分けも分からないまま気を失い地面に倒れる。
「――不和！大丈夫か！！」
颯爽に敵とAの間に現れたのは、尻尾で敵を薙ぎ倒し道着のような戦闘服を纏った同じクラスである、尾白猿夫。ここに来るまで一人で敵と応戦していたはずなのに、あまり目立った怪我はないことから彼の強さが伝わって来る。
「すごく助かりました。ありがとうございます、尾白くん」
「いや、無事ならよかった」
Aの無事を確認し、安堵した尾白は周囲を見渡して残り数人立っている敵を睨みつける。
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コットン - 主人公最高にきゃわいい✨ (11月10日 5時) (
レス) @page2 id: 2c768ab17f (このIDを非表示/違反報告)
なず@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 可愛すぎて叫んだ (2021年1月22日 16時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
おっぱっぴー - 主人公&イメ画が良き (2019年7月29日 1時) (レス) id: d073c1529e (このIDを非表示/違反報告)
雨桜狐(プロフ) - まって、主人公が最高に可愛いんだけど、、、 (2019年4月11日 22時) (レス) id: 685a53fe80 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 主人公かわえぇ〜。 (2019年1月2日 16時) (レス) id: 7dd24527b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空天 馬
| 作成日時：2017年7月28日 20時
