僕の家2

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.桃side


今日は久々のオフ
今までの仕事の疲れを癒すように
たくさん寝ていて 大毅が可愛く俺に甘える
最高の夢を見ていたときだった

俺の幸せの夢を邪魔するかのように
携帯の着信音が鳴った。


「あﾞ〜、誰よぉ〜今めたんこいい夢見てたのに…」


今めっちゃいいところだったのに…
もう1度言おう、
今！！めっちゃ！！いいところ！！！だったのに！

クッソ…恨んでやる
俺に電話掛けてきたやつ一生恨んでやる。許さん


俺は携帯を手に取り相手を確認する
『大毅(マイエンジェル)』と画面に表示されていた



前言撤回。恨まない。恨めるわけがない
むしろ、神に感謝をしたい
大毅の夢を見て、大毅のモーニングコールで起きる


うっっっっっわ、めっちゃいい目覚めやん。
神様ありがとう。拝み続けます貴方を



「んぁ、大毅やん…？
どうした？間違えて掛けちゃった？
俺、家に居るから直接言えよ〜」


甘やかしたい気持ちを抑えつつ
寝起きを装い俺は大毅の電話に出る

まぁ、全然余裕で目は覚めてますがね！！


大毅の間違えた〜ごめんね〜て慌てる声が聞きたいねん



『ﾋｭｯ、の、…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯんちゃﾋｭｯ』

助けて……、という今にも消えそうな声で大毅は
俺に助けを求めてきた。


激しい咳き込みと消えそうな声
俺は、緊急事態だと咄嗟に身体が動いた。


扉が壊れる勢いで大毅の部屋に入った。
そこには、ベッドの下でうつ伏せに倒れてる
大毅の姿があった。



「大毅！？！！大丈夫か！！！？
俺の声が聞こえるなら手握り返してぇや！！」


「ﾋｭ……ﾋｭー…ｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯ、ﾋｭー」


「クッソ…意識ほぼ薄まってる…」



俺は、携帯ですぐに救急に電話をした
どうやら、マッハで来てくれるらひい。


俺は、救急車を待っている間、必死に大毅に声を掛けた。



なんか、そうしないと今にも大毅が消えそうな気が
したからだった。




俺の視界はボヤけて歪んでいた。

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