天使からのプロポーズ 桃×赤 ページ22
.
.赤side
「せんせ！これあげる！」
はい、と笑顔で俺に紙を渡してきたのは
七虹保育園の年長さんの望くん。
紙は四角に折り畳まれており何かの文字が
透けて見えていた。
俺に手紙を書いてくれたのかな？
「え、これ俺にくれるん？」
「おん！しげおかせんせにあげる！」
パァと周りに華が咲き零れそうな笑顔でうんうんと
首を縦に振る。そんなに勢いおく振ると頭がクラクラしちゃうのでは…？
あー、ほら言わんこっちゃない。
望くんは頭を振りすぎてか、ふらふらクラクラ
しながら俺のお腹にポスンと頭を預けてきた。
望くんはバッと俺の方に顔を上げてきた。
「せんせ、そのかみはやくあけて！」
「え、おん。」
なんやろ、何が書いてあるんやろ。
園児から手紙なんて貰ったことが無かったから
俺のテンションは最高潮になっていた。
開く前からド○○キ。
折り畳まれてた紙を開くと_______
.
「え？なにこれ？」
どんな可愛らしいお手紙かと思いきや
ピンク色で『婚姻届』と書かれた紙だった。
夫になる人の名前の欄にはグチャグチャな文字で
『こたきのぞむ』と書かれていた。きっと望くんが
書いた字なのであろう。
「んふふふ、しげおかせんせ！
のんの、およめさんになってくらさい！」
クイクイと俺の袖を引っ張り屈ませ
グッと背伸びをしてチュと俺のほっぺにキスを落としてきた。突然のことに頭が追いつかない俺は
望くんにされるがまま…
望くんの小さく可愛い手が俺の左手を持ち
薬指にお花で作った指輪をはめる。
「これはな、こんやくゆびわ！
まだな、こんなのしかあげれへんけど
のんがおおきくなったら、ダイヤモンドがたくさんついたゆびわあげる！！」
真剣な眼差しで俺のことを見つめる望くん。
「だいき、のんとけっこんしよ？」
そんな望くんにキュンキュンして
十数年後に再開をし一緒に暮らすのはまた別の話。
____End
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天羽さん。(プロフ) - ミカゲさん» 嬉しいお言葉ありがとございます。こちらでもいいですし、ツイッターの方でも大丈夫です。 (2019年2月11日 23時) (
レス) id: 56cfb2cb54 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - はじめまして！いつも天羽さんのお話を楽しみにしている者です！リクエストをしたいと思っているのですが、ツイッターの方がよろしいでしょうか？あっ。ちなみになんですが誠に勝手ながら、ツイッターの方はもうフォローさせていただきましたが... (2019年2月10日 0時) (レス) id: d7bb07a695 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - お礼に伺うのが遅くなってしまいましたが；リクエストを素敵なお話にして下さってありがとうございました。赤さんの可愛さと3人の関係の甘やかさがとても嬉しく読ませて頂きました。良かったらまたリクエストにお邪魔させて下さい^^これからも楽しみにしています* (2018年12月31日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 天羽さん。さん» お返事ありがとうございます。ツイン×赤がOKでしたら…ドラマに忙しい恋人に素直に寂しいが言えない赤さんと、全部分かってて甘やかしてくれる青桃との甘めのお話をお願いしたいのですが…お願いできますか？^^ (2018年10月19日 19時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
天羽さん。(プロフ) - けーた。さん» お返事遅れてごめんなさい。ツイン×赤ですねありがとうございます。書かせて貰います (2018年10月19日 15時) (レス) id: 6423200e69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天羽さん。 | 作成日時：2018年9月13日 20時
