赤色まっしぐら

天使な君 桃×赤 ページ1

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.桃side



「しっげおかくーんおはよ〜」


「あぁ、おはよ。小瀧くん」



俺にそうニコッと笑いかけてきたのは
クラスメイトの重岡くん。
だはー、可愛ええ…重岡くん可愛ええよ…

この笑顔だけで軽く10年は寿命伸びたわ。
いけるわ。俺生きていけるわ。
神様、重岡くんをこの地に恵んでくれてありがと…



「おーい、小瀧くん〜？
どないしたん？ ボー、てして。」


「んぁ、ううん。なんでも
重岡くん今日も可愛ええな、て思っただけ」


「んなｯ！？だから、可愛いて言うなや！」


「あはは、重岡くん照れてる〜
そんなところも可愛ええよ。ほんまに天使みたい」


「て、天使とか…！！ んあー、もう！！
可愛いて言うなーーー！！！」


なんて言いながら俺の胸をポカポカと叩いてきた

…うん、全く痛くないし
上目遣いだし 目に涙の膜張ってあるし
ひたすらに可愛い。

ほんとにこの子人間なんかな？
本当は、天界からやってきた天使なんとちゃうか
重岡.イズ.エンジェルやな…


とりあえず、もうポカポカ叩いてくれるのも
そろそろしんどいしな、主に俺の心が
キュン死してまう…


俺は、重岡くんの腕をパシッと掴み
グイ、と引っ張り重岡くんと俺の顔は
ほぼ、ゼロといってもいい距離になった。



「そんな可愛いことしてると
大毅のこと食べちゃうで？」


「〜〜〜〜〜〜〜〜ｯ！！！」




チュッ、と重岡くんのおデコにキスを落とす。

重岡くんは顔を真っ赤にさせ
「もう、揶揄うなや！！」と叫んだ。





「揶揄ってないで？俺は本気やで？大毅？」

「もう、知らん！！」






あーあー、リンゴみたいに顔を真っ赤にして
いつになったら本気て重岡くんに伝わるだろ…

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