3話 ページ4
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ファミレスでお腹を満たし、悟に“静蕗は久しぶりの外だから観光しようか!”と言われ連れて来られたのは閉店したゲームセンター
『ねぇ、恵くん達。』
「なに?」
『此奴嫌いだったら殴るなり蹴るなりしていいんだよ?因みに僕は今からする』
無駄に長い足目掛けて踵で蹴りを入れれば、ひょい、と避けられた
「宣言されてんのに避けないわけなくない?」
『馬鹿め』
こっちはフェイントだ。
後ろががら空きだぞ
突如として悟の後ろに現れた影により、悟の膝はかくんと曲がった
?「がら空きだぜぇ?.......なーんて、似てましたかね?」
?「油断したな、サトル」
『鯰尾、骨喰』
悟を避けて寄ってきた二振りとハイタッチを交わす
最強だから少し油断が過ぎるよ悟
さて、不機嫌になってる悟は置いといて
さっきから鈴がうるさい。
うーん、この鳴り方は2級かな
「.......悠仁と恵と野薔薇は此処で待機ね。」
「え、でも先生.......」
あーぁ、凄い不機嫌になってら
後で慰めておかないと
「1人で行けるよね、静蕗」
『当然』
こんのすけ、と我が本丸の管狐を喚び出す
『中に人がいるか、スキャン』
「かしこまりました」
数秒後スキャンが完了する
「審神者様、中に高校生ぐらいの男児が4名おりまする。」
ま、不良に取っては格好の穴場だろうね
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2020年11月26日 20時