5話 ページ6
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「Aさんって……お酒強いんですね」
『仕事柄呑むことが多くてね。慣れてしまったんだよ』
ツナは何かしら僕をパーティに連れて行く事が多いから
まぁ、他の守護者より粗相はしないだろうけど
…………噂を聞きつけたご令嬢の相手はしたくないんだけどね
そうボヤきながらブルー・ムーンを呷る
『リシ、そろそろ止めた方がいいよ。顔が真っ赤だ』
「や、まらのめましゅ」
これはだめだ
『[マスター、お会計を]』
自分とリシの分を払い、微睡むリシの腕を肩に回して外に出る
抱えた方が早いな
そう思い、リシを横抱きにする
その振動で目を覚ましたらしいリシが
「だめですよ。いほう、です……」
と言ってまた寝た
知ってるよ
でもどうしろと言うんだ
リシを抱えたまま、闇を縫う様にホテルへと足を進める
リシの家が分からない以上、仕方ない
僕が一晩我慢出来るかは別としてね
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printemps(プランタン)(プロフ) - 頑張ってください! (2020年4月18日 9時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2019年5月6日 8時