一年をループする特異点 (ページ2)

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１話ページ2

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この世界では金が必要だ
何故ならば、生きている、活気に満ちている都市なのだから

と、言う訳で

『藤野Aです。宜しく御願いします』

喫茶ポアロでアルバイトする事になりました。
お金は必要だからね。

まぁ、王様等の黄金律で直ぐに困らない様にはなるんだろうが

…………まぁ、お金云々は抜きにして、だ。
どうやら此処は特異点解決に少し関与しているそうで

と、言うのも。
我がカルデア一の頭脳を持つ天才レオナルドが調査をした結果、聖杯の気があるんだそうだ

この店の1つ上にある、毛利探偵事務所に。

ならば、とも思うが、それじゃ特異点を解決出来ない。
なぜならば、聖杯は彼の者の願望を叶えている途中だからだ

全く、面倒な事になったものだと思う。

｢私、榎本梓と言います！宜しく御願いしますね！Aさん！｣

元気いっぱいに自己紹介してくれる彼女と握手を交わしながら、自分よりも危ない場所に言ってしまった愛弟子の身を案じる

…………彼が居てくれるので大丈夫だと思うが、あまり無理はして欲しくないな

ま、案じても如何にもならないので、さっさと梓さんの後を追った